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ColumbusのたまごColumnブログ

わたし・わたしたち概念

Pmanです。

 

※この記事は遊戯王記事ではありません。

 

 

先週、電車に揺られている時に

「人間」と言おうとして、「日本人」って言っちゃった人を見かけました。

 

 

正「人間なんだから相手の気持ちになって考えないと」

 

誤「日本人なんだから…

 

 

なぜこんなこの様な間違いをしてしまうのか、敢えて理由をつけようと色々かんがえてみました。

 

 

この文脈では日本人人間が意味合いとして近いために、脳が間違えてしまったんでしょうね。

 

日本人である私や一部の読者の方にとって、この2つに共通するのは

 

「わたしたちってこんな人」

 

という考えです。

 

わたし・わたしたちはこんな固有の性質を持ってる」っていうのを「当たり前の前提」にして話をしたいんですよね。

 

 

今回僕が聞いたものは可愛い間違いに見えますが、

 

相手の気持ちになって考える能力は人間固有の能力ではない

 

という事実を知っている人なら

 

「人間なんだから相手の気持ちになって考えないと」

 

という主張は、その根拠から崩壊していることがわかります。「人間以外が他を慮ることはない」って言っているわけですからね。

 

 

根拠がよくわからないけどなぜかよく耳にする「当たり前の前提」ってありますよね。こんなかんじ。

 

 

  • 「さすが我ら日本人!行儀いいよね、スタジアムを掃除してから出るよね」
  • 「男なんだから家事できなくても仕方ないじゃん」
  • 「もう子どもじゃないんだから、仮面ライダー見るのやめたら?」

 

 

この辺もやっぱり「わたし・わたしたち概念」がどこからくるか深く考えてない発言なんでしょうね。

 

 

僕自身も「当たり前じゃないことを前提にして話をしてないか」気になったので、気をつけて1日過ごしてみました。

 

 

 

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何も言えなくなりました。

 

 

【10/23更新】【転生炎獣】メモ:サイバース族編

この記事では「サラマングレイト」カテゴリ以外のサイバース族で相性のいいカードのみをまとめています。

 

「サラマングレイト」カードについては↓ の別記事に書いております。そちらを先に読んだほうがわかりやすいと思います。

 

crowingspear.hatenablog.com

 

 

カテゴリ外サポートの必要性

転生炎獣を軸に据えたデッキを組むにあたって、その特性を把握するところから始めましょう。

 

サラマングレイトは、「転生炎獣の意志」や「転生炎獣ファルコ」「転生炎獣フォクシー」にみられるように、「ターンごとに繰り返し効果を使えるカード」が多く、1ターンで盤面を完成させるよりは1枚ずつ盤面を増やしたり、除去を1枚1枚積み重ねてロングゲームで勝ちをもぎ取る動きが得意です。

 

しかしながら、カテゴリ内に確定サーチ・リクルートできるカードが少なく、リンク1の「転生炎獣ベイルリンクス」しかいません。得意な動きをしようにも難しいのが現状です。

また、これは得意の裏返しですが、短いターンで勝負を決めてくるデッキに対しての速度不足は否めません

 

少ないターンでキルを狙えるカードとして「転生炎獣ヴァイオレットキマイラ」という打点お化けがいますが、サラマングレイトだけで召喚を狙うにはやや非効率でリスクが高いです。

 

サラマングレイトが得意な動きで勝ちを狙うにはカテゴリ外からのサポートはほぼ必須と言っていいでしょう。

 

 

サイバース族のサポートカードはサーチ・展開に特化したものが多く、サイバース族であるサラマングレイトもその恩恵を受ければ弱点を補強することができます。

下級すべてが「転生炎獣ベイルリンクス」の素材になりますし、横にモンスターを展開できるモンスターなら「クロック・スパルトイ」を出して効率的に融合につなげられます。

 

豊富なサイバースサポートカードを、特にサラマングレイトが欲しい次の3つの効果に注目してピックアップします。

  • デッキのサラマングレイトにアクセスするモンスター
  • 展開の加速をするモンスター
  • 融合召喚や融合モンスターをサポートするモンスター

 

デッキのサラマングレイトにアクセスするモンスター

レディ・デバッガー

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このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル3以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える。

サーチの乏しいサラマングレイトのバグを取り除いてくれるカードです。

初動なら例えば

  • 「コード・ジェネレーター」をサーチしてファルコにアクセス
  • ミーアをサーチし、「クロック・スパルトイ」「サイバース・ウィッチ」につなげて展開
  • 「マイクロ・コーダー」をサーチして「サイバネット・フュージョン」にアクセス

など、手札の状況に応じてほしいサポートカードを呼び込めます。

採用するカードにもよりますが、デュエルのどのタイミングでも器用に立ち回ってくれるカードです。

 

フレイム・バッファロー

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このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。手札からサイバース族モンスター1体を捨て、自分はデッキから2枚ドローする。

 サラマングレイトを墓地に置きつつドローできるカード。

「炎星候-ホウシン」でリクルートできる点をフォクシーと共有できたり、炎属性サポートを多くデッキに入れる場合「真炎の爆発」の蘇生先になったりと組み込むサポートの幅を広げてくれるモンスターです。サイバースにがっつり寄せるなら入らないかも。

リンク1のベイルリンクスの登場で素引きのリスクも小さくなりました。

 

コード・ジェネレーター

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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。②:このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから攻撃力1200以下のサイバース族モンスター1体を墓地へ送る。フィールドのこのカードを素材とした場合には墓地へ送らず手札に加える事もできる。

 最速でアクセスしたいファルコをに触れられるモンスター。墓地に送られたファルコがすぐに利用できる墓地落としなのが優秀です。

恒常的なサルベージエンジンになる「プロフィビット・スネーク」など、墓地送り先としてほかの選択肢を用意するのもいいでしょう。

 

フォーマッド・スキッパー

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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。このターンにリンク召喚する場合、このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。②:このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。 

パロ―やエメラルド・イーグルがサーチ先に対応していますが、本命は①の効果。エクストラのサラマングレイトを指定すれば、リンクモンスターなしで「転生リンク」できます。

召喚権なしで出力できたり、ほかのカードを特殊召喚できる手段が多いならぜひ採用したいカードです。

 

サイバース・ウィッチ

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サイバース族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の魔法カード1枚を除外して発動できる。デッキからサイバース族の儀式モンスター1体と「サイバネット・リチューアル」1枚を手札に加える。②:このカードの①の効果を発動したターンの自分メインフェイズに、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


2枚サーチして1体蘇生するというすさまじいアド獲得能力をもっています。しかも蘇生したモンスターの効果は無効になりませんし、召喚制限もかかりません。。転生炎獣には手札コスト役にもなる儀式モンスター「転生炎獣エメラルド・イーグル」がいますし、「サイバネット・リチュ―アル」が強力な返し札になるので無駄がありません。

 

展開の加速をするモンスター

特殊召喚をするカードはサイバースに多くありますが、サラマングレイトとしては「ベイルリンクスの素材になれるレベル4以下」「別のカードの要求なしで手札から使える」モンスターだと嬉しいです。

クロック・ワイバーン

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サイバース・ガジェット

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ドットスケーパー

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が条件を満たします。

 

また、リンクモンスターの

リンク・ディヴォーティー

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レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。このターン、自分はリンク3以上のリンクモンスターをリンク召喚できない。②:相互リンク状態のこのカードがリリースされた場合に発動できる。自分フィールドに「リンクトークン」(サイバース族・光・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。

は「リンク・ディサイプル」とセットで使うことで「クロック・スパルトイ」や「クロック・リザード」など融合方面の展開に役立ちます。

 

融合召喚や融合モンスターをサポートするモンスター

つまりヴァイオレットキマイラを出したり効果を活かすサポートモンスターのことです。出せば直ちにキルにつながるモンスターなので、極力枠を割きたいです。

「クロック・スパルトイ」が頭一つ抜けていますが、ヴァイオレットキマイラの攻撃力倍化効果を活かすモンスターもここに入ります。

 

クロック・スパルトイ

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サイバース族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「サイバネット・フュージョン」1枚を手札に加える。②:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

出すだけで融合魔法をサーチでき、②の効果ですぐにヴァイオレットキマイラにつながるカード。意志やミーアで②の効果も活かしやすいのがサラマングレイトにとっても高評価。

ヴァイオレットキマイラのサポートである「アンダークロックテイカー」などが出せなくなるので、②の効果を使うタイミングには気を付けましょう。

 

 

クロック・リザード

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サイバース族モンスター2体
①:このカードをリリースして発動できる。自分の墓地から融合モンスター1体を選んでEXデッキに戻す。その後、その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分の墓地から除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。②:墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。相手フィールドの特殊召喚されたモンスターの攻撃力は、ターン終了時まで自分の墓地のサイバース族モンスターの数×400ダウンする。

墓地の融合モンスターをすぐさま再召喚できるカード。①でこのカードを除外すればすぐにヴァイオレットキマイラの倍化効果を使える状態になるという、ヴァイオレットキマイラのために生まれたようなカードです。

ヴァイオレットキマイラの③の(転生融合)条件は墓地の同名を素材にしても達成できるので、墓地にヴァイオレットキマイラが2枚落ちている場合はその効果も狙えます。

 

アンダークロックテイカ

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効果モンスター2体
①:1ターンに1度、このカードのリンク先の表側表示モンスター1体と、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、対象としたリンク先のモンスターの攻撃力分だけダウンする。

緩い素材・リンク2という点から出しやすい上、汎用性の高いデバフ効果を持っています。

ヴァイオレットキマイラの素の攻撃力からでも5000以上のダメージをやすやすと叩き出せます。

特に「リンク・ディヴォーティー」から展開した場合にヴァイオレットキマイラ+アンダークロックテイカーを終着点にしてもいいかも。

 

 

 

 

※採用出来そうな新規カードが判明されるごとに随時この記事を更新していくつもりなので、参考にしたい方はまたご覧になってください。
質問や記事への要望あればコメントやTwitterまでよろしくお願いします。

 

 

twitter.com

 

【全カード解説】転生炎獣(サラマングレイト)について

「サラマングレイト」カテゴリのカードの効果を収録弾ごとに分けて解説しています。

簡単な展開ルートを記載しているカードもありますが、基本的にはカード単体の解説にとどめています。

 

オオニシさん オオニシ (@soospsp) | Twitterの記事は効果の分類や展開について焦点を当てているので、デッキ構築の大きな助けになります。ぜひご覧ください。

cloudian.hatenablog.com

※採用出来そうな新規カードが判明されるごとに随時この記事を更新していくつもりなので、参考にしたい方はまたご覧になってください。

 

SOUL FUSION

初期サラマングレイトの面々です。「転生炎獣の意志」やファルコで手札・盤面を維持し、手札コストを要求するモンスターを合わせてリンク召喚を狙うコンセプトです。

「転生リンク」のサポート効果でリンク召喚時のアド消失を補えればリソース管理がラクになります。

打点の高いモンスターがいないこと、リクルート確定サーチ効果を持つモンスターが少ないせいで手札の供給が安定しないこと

この2点から「カテゴリ外からのサポートを使わず、この弾までのサラマングレイトだけで初動の安定性や爆発力を得る」のは難しそうです。

 

転生炎獣 フォクシー

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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくる。その中から「サラマングレイト」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。残りのカードはデッキに戻す。②:このカードが墓地に存在し、フィールドに表側表示の魔法・罠カードが存在する場合、手札から「サラマングレイト」カード1枚を捨てて発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。

①の効果は不確定ですが、確定サーチの少ないサラマングレイトにとって魔法罠関係なくかき集められる①の効果は貴重です。

 

②の除去効果は自己蘇生+魔法罠の除去破壊までが墓地で発動する一連の効果なので、≪スキルドレイン≫や≪エフェクト・ヴェーラー≫を無視して効果を使えます。

 

転生炎獣 ミーア

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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが通常のドロー以外の方法で手札に加わった場合、このカードを相手に見せて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:手札からこのカード以外の「サラマングレイト」カード1枚を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

 手札からの2通りの特殊召喚効果を持ちます。バウンスやサルベージによって①で展開することができますし、②で墓地発動効果を持つサラマングレイトを捨てて展開の起点にもできます。

 

転生炎獣ファルコ

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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。②:このカードが墓地に存在する場合、「転生炎獣ファルコ」以外の自分フィールドの「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。


魔法罠の再利用、転生炎獣モンスター版の≪BF-精鋭のゼピュロス≫的効果を持ちます。

初動・リソース回復・「フュージョン・オブ・ファイア」による瞬発打点の獲得など、どの場面でも活躍する最重要モンスターです。

 

このカードにいかに早くアクセスするかが勝負を分けます

 

転生炎獣Jジャガー

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このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「サラマングレイト」リンクモンスターが存在する場合、「転生炎獣Jジャガー」以外の自分の墓地の「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを自分の「サラマングレイト」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。

墓地にリンクモンスターを要求するものの、アドバンテージを+1する貴重なサラマングレイトの1体です。下級最高打点なのもポイント。

 

ベイルリンクスが登場したことで、「墓地のリンクモンスターを戻すこと」・「リンク先に蘇生できること」の両方を利用し器用に立ち回れるようになりました。

たとえば、次の手順からこのカード1枚からサンライトウルフを出せます。

 

  1. このカードを素材にベイルリンクスをリンク召喚
  2. ベイルリンクスでサーチした聖域の効果でベイルリンクスを「転生リンク」
  3. 墓地のベイルリンクスを戻してJジャガーを蘇生、2体でサンライトウルフ

 

この「Jジャガーでベイルリンクスを出す」行為は結構応用が利きそうなので覚えておくといいと思います。

 

 

転生炎獣ヒートライオ

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炎属性の効果モンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。②:このカードが「転生炎獣ヒートライオ」を素材としてリンク召喚されている場合、1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体と、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。対象のフィールドのモンスターの攻撃力は、ターン終了時まで対象の墓地のモンスターの攻撃力と同じになる。

魔法罠のデッキバウンス効果、サラマングレイト特有の「転生リンク時」の追加効果を持ちます。

①の除去効果は優秀ですが、効果の性質上エクストラに1枚入れてピンポイント起用するのが安定します。攻撃力も高くないので戦闘に期待するのも難しいです。

②は「相手の弱体化」「味方の強化」両方に使え、戦闘面で器用に立ち回れます。

 

このカードの②をはじめ、サラマングレイトには「転生リンク」したモンスターを条件にした追加効果を持つカードがありますが、リンク3のこのカードでその追加効果を適用するにはモンスターを4体分消費する必要があり、そのままメイン戦術に据えるのは難しいところ。

 

積極的に運用するには「転生炎獣の聖域」で素材を軽減したいです。

 

※後に出た新規で、カード1枚からこのカードを転生リンクできるようになりました。

(転生炎獣ミラージュスタリオの項目で後述します。)

 

転生炎獣エメラルド・イーグル

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「転生炎獣の降臨」により降臨。①:このカードが自分フィールドの「転生炎獣エメラルド・イーグル」を使用して儀式召喚に成功した時に発動できる。相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。②:1ターンに1度、自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体をリリースして発動できる。このターン、このカードは以下の効果を得る。●このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。その相手モンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 それぞれ厳しめの発動条件はありますが中身は「覇王眷竜クリアウィング」と同じです。

 

効果を使うにはかなり燃費が悪いですが、「儀式の下準備」でサーチできるサラマングレイトカードであり、主に手札コストとして活躍してくれます。ほかにも「サイバース・ウィッチ」のアド獲得能力を充てに出きるのも強みです。

 

効果を活かすことも考えるなら、「転生炎獣の意志」とファルコを使って毎ターン「転生儀式」するのを目指すといいと思います。

 

転生炎獣の意志

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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・墓地から「サラマングレイト」モンスター1体を選んで特殊召喚する。②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのリンクマーカーの数まで、自分の手札・墓地から「サラマングレイト」モンスターを選んで守備表示で特殊召喚する。

毎ターン転生炎獣を出力する永続魔法の展開エンジンです。リンク・儀式・融合モンスターも蘇生できる点は見逃せません。

 

またファルコと相性が良く、ファルコの①のバウンスと合わせて疑似サルベージしたり、墓地のこのカードをファルコの②の効果でセットできます。

 

「転生リンク」条件の効果を狙うならリンク2の「転生炎獣サンライトウルフ」を使うのがラクです。またサンライトウルフ自体も墓地に送ったこのカードを回収する効果を持っています。

「転生炎獣の聖域」があればヒートライオ対象での3体蘇生も十分狙えます。

 

転生炎獣の聖域

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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分が「サラマングレイト」リンクモンスターをリンク召喚する場合、自分フィールドの同名の「サラマングレイト」リンクモンスター1体のみを素材としてリンク召喚できる。②:自分のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に、1000LPを払い、自分フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、そのモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。

自分がサラマングレイトのリンク素材を軽減できるカード。握っていれば「転生リンク」を条件にしたカードが使いやすくなります

ベイルリンクスでサーチできるので、その「握っていれば」の前提も楽々達成できます。

 

場面によってどのモンスターを転生リンクするかはある程度把握しておきたいところです。

個人的には次のように優先順位をつけます。

 

  • ほかの「サラマングレイト」魔法罠を握っている・→ヒートライオ
  • リンクモンスターだけでアドバンテージを稼ぐ→サンライトウルフ
  • 初動でJジャガーを引き、他に展開手段がない→ベイルリンクス

 

 

サラマングレイト・ギフト

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このカードの①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:手札から「サラマングレイト」モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を墓地へ送る。その後、自分はデッキから1枚ドローする。②:自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した「サラマングレイト」リンクモンスターが自分フィールドに存在する場合、手札から「サラマングレイト」モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

サラマングレイトに直接アクセスする貴重なカードです。墓地に置きたいサラマングレイトが多いので、引けていないサラマングレイトにあわせて安定した下準備を可能にします。

フォクシーなどのコストとして捨てられるので 被った時のリスクは少ないのもいいところ。

 

SAVAGE STRIKE

 手札を回復する効果を持つモンスターが複数おり、リソースを保持しやすくなりました。リンク2のサンライトウルフの登場により「転生リンク」を格段に狙いやすくなりました。

また融合モンスターのヴァイオレットキマイラはゲームエンド級の打点を得ることができるのでフィニッシャーとして軸に据えて戦えるようになりました

 

 

転生炎獣ウルヴィー

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このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードを素材としてリンク召喚に成功したモンスターは、そのターン戦闘・効果では破壊されない。②:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。③:このカードが効果で自分の墓地から手札に加わった場合、このカードを相手に見せ、自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

 2種類のサルベージ効果を持っています。②は意志で、③はサンラウトウルフで発動するのがよいでしょう。

リソースの確保のほか、ミーアのサルベージから「クロック・スパルトイ」につなげ「転生炎獣ヴァイオレット・キマイラ」の召喚を狙う、という攻めの運用もできます。

 

転生炎獣フォクサー

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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分の墓地の「サラマングレイト」モンスターが3体以上の場合、このカードを手札から墓地へ送り、自分の墓地の「サラマングレイト」リンクモンスター1体と相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。対象の墓地のモンスターをEXデッキに戻し、対象のフィールドのカードを破壊する。②:このカードが墓地に存在し、相手の魔法&罠ゾーンのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。

サラマングレイトリンクを補充しつつ除去できる効果そのものは優秀ですが、初動で使えないので採用枚数はしっかり吟味したいカードです。

②の蘇生効果を「トロイメア・フェニックス」やフォクシーの効果から使い、展開にもう一押し加える運用が多そうです。

 

転生炎獣パロー

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このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から攻撃表示で特殊召喚する。②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はそのモンスターの攻撃力と同じになる。③:このカードをリリースして発動できる。自分は2000LP回復する。

儀式を除けば唯一の下級でないサラマングレイト。ロングゲームを見据えた回復効果や相手ターンに動く効果もほかの転生炎獣とは一線を画します。②でヴァイオレットキマイラやエメラルド・イーグルを対象にとるデザインに見えます。

 

「転生リンク」と相性のいい「フォーマッド・スキッパー」でサーチできる強みがあります。

意志で蘇生して毎ターン2000回復するいやらしい運用も考えられそうですね。

 

転生炎獣サンラウトウルフ

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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。自分の墓地から炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できない。②:このカードが「転生炎獣サンライトウルフ」を素材としてリンク召喚されている場合に発動できる。自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。

 サラマングレイト待望のリンク2。リンク2という性質上「転生リンク」しやすく、意志やギフトの恩恵を受けやすいだけでなく、それらを墓地から拾う効果を持っています。

フュージョン・オブ・ファイア」を拾ってそのまま「ヴァイオレットキマイラ」の素材にするのもいいですね。

 

①の効果で拾いたいサラマングレイトはウルヴィー・フォクサーでしょうか。効果の発動に制約はないので、前者ならもう1枚手札を増やすことができ、後者ならそのまま魔法罠の除去に使えます。

 

「灰流うらら」や「怒炎壊獣ドゴラン」「魔境のパラディオン」など、サラマングレイト以外にも拾いたいモンスターは多いです。

 

転生炎獣ヴァイオレットキマイラ

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「サラマングレイト」モンスター+リンクモンスター
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分だけアップする。②:このカードが元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ倍になる。③:「転生炎獣ヴァイオレットキマイラ」を素材として融合召喚したこのカードと戦闘を行うモンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ0になる。

 SOUL FUSIONのサラマングレイトにはいなかった打点お化けです。普通に融合しても4000近い攻撃力を出せますし、②の効果と合わせれば致死級のダメージを叩き出せます。

②の効果の条件を満たす方法として「コード・ラジエーター」、「アンダークロックテイカー」などが使いやすいでしょう。

融合効果と相手の弱体化の両方を持っている「クロック・リザードも候補に入れられますね。

 

サーチできる融合魔法「サイバネット・フュージョン」や、素材軽減のできる「フュージョン・オブ・ファイア」が使えるので、出せる場面は多いです。

 

 

フュージョン・オブ・ファイア

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このカード名はルール上「サラマングレイト」カードとしても扱う。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の手札及び自分・相手フィールドから、「サラマングレイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 相手のリンクモンスターを吸える融合魔法。相互リンクなどで耐性を得た相手の盤面を瓦解させつつ高打点のヴァイオレットキマイラを出せます。

サラマングレイトネームなので、ファルコやサンラウトウルフで使いまわしが利くのもいいですね。

 

ストラクチャーデッキ-ソウルバーナー-

ストラクチャーデッキの名に恥じない、優秀な新規が揃っています。

バラバラの点だった既存のカードを繋げ、「サラマングレイト」デッキのルート・流れをつくるような次のような効果をしたカードが収録されます。

 

  • リクルート・サーチ・モンスターによる墓地肥やし等、デッキに直接触れるカード
  • サラマングレイトを横に広げて展開するカードや、使いやすいライフ・リソース回復カード
  • 除去ができる罠「サラマングレイト・レイジ」

 

 

 

転生炎獣モル

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このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分がリンクモンスターのリンク召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。手札のこのカードをリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。

②:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「サラマングレイト」カード5枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

初のレベル1サラマングレイト。

 ①はリンク先に特殊召喚された時に効果を使えるサンライトウルフ・「クロック・スパルトイ」「サイバース・ウィッチ」を意識してデザインされた効果だと推測できます。

手札からの展開は手札コストを要求するミーアしかいなかったので、少ない消費で展開加速をしてくれる効果はありがたいです。

細かいですが『「クロック・スパルトイ」は出せるけど、蘇生効果を使えない』状況を減らし、融合素材の消費を抑えてくれるメリットもあります。

②は「サラマングレイト」カード版貪欲な壺。

「転生リンク」をする都合上エクストラデッキのモンスターをどんどん吐き出してしまうサラマングレイトにとって欲しかった効果です。

なぜか1枚じゃなく2枚ドローになってますが大丈夫でしょうか。

 

転生炎獣ラクーン

星1・攻400/守800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の「サラマングレイト」モンスターが相手モンスターの攻撃対象にされた時、手札のこのカードを墓地に送り、その戦闘を行うモンスター2体を対象として発動できる。対象の相手モンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。このターン、対象の自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
②:このカードが墓地に存在し、自分の「サラマングレイト」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地に送ったときに発動できる。このカードを手札に加える。

①は手札で発動して「サラマングレイト」を戦闘から守りつつライフを回復する効果。

転生リンクした「サンライトウルフ」などを守りつつ、ギフトや意志などのメリット効果を継続的に使用しやすくなります

 

②で自ら手札に戻ってくるので、初動で引いた時はとりあえずベイルリンクスの素材にして墓地に置いておくのも手。

 

 

転生炎獣ガゼル

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星3・攻1500/守1000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」カード1枚を墓地へ送る。

自力で特殊召喚できる「サラマングレイト」用終末の騎士です。

終末の騎士と言いましたが、魔法罠も墓地に送れます。

えっ?今日はデッキのサラマングレイトを墓地に送っていいのか!?

墓地に送りたい「サラマングレイト」はほぼ全部ですが、

特に初動で墓地に送りたいのは

  • ファルコ
  • Jジャガー
  • スピニー
  • 意志
  • ギフト
  • レイジ

でしょう。初動でこれらにアクセスできればサラマングレイトでやりたいことは大体できます。

フュージョン・オブ・ファイア」を墓地に送っておいて除去を狙うのもありですね。

 

 

転生炎獣スピニー

星3・攻1000/守1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「サラマングレイト」カードが存在する場合、このカードを手札から捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。

②:自分フィールドに「転生炎獣スピニー」以外の「サラマングレイト」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

①で自力で墓地に行き、そのまま②で自己再生できます。

ランク3のミラージュスタリオのX素材にすれば、除外デメリットを無視できます。なんだこいつ。

ガゼルで墓地に送ってそのままスピニーを特殊召喚し、ランク3のミラージュスタリオに繋げてサラマングレイトをリクルートする動きがサラマングレイトの理想の初動になりそうですね。

①の攻撃力変動は相手にも使えるので、ヴァイオレットキマイラの倍化効果のトリガーにできます。

 

転生炎獣フォウル

星4・攻1800/守200

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「転生炎獣フォウル」以外の「サラマングレイト」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

②:手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「サラマングレイト」カード1枚を墓地に送り、相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。このターン、そのセットされた魔法・罠カードは発動できない。

手札からの特殊召喚効果をもつ、守備力200のサラマングレイト。モンスターだけでサラマングレイトを横に広げられる効果は貴重です。

 

②は伏せカードを封印する効果。

ヴァイオレットキマイラの一撃で勝ちを狙う時などに妨害を減らせるのはありがたいです。

 

炎属性・守備力200を墓地から可能な限り特殊召喚する「深炎の爆発」に対応した初めての「サラマングレイト」です。

「レッド・リゾネーター」とホウシンになり、「フレイム・バッファロー」とともに墓地に落ちれば「深炎の爆発」のタネが3枚落ちることになります。

炎属性中心の混ぜ物デッキでは採用を検討できるのではないでしょうか。

 

転生炎獣Bバイソン

星8・攻2800/守1000

このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分の墓地に「サラマングレイト」モンスターが3体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。

②:相手フィールドの表側表示カードの数まで、自分の墓地の炎属性リンクモンスターを対象として発動できる。そのモンスターをEXデッキに戻す。その後、戻したカードの数まで相手フィールドの表側表示のカードを選んで、ターン終了時まで効果を無効にできる。

サラマングレイト最上級モンスター。

攻2800/守1000のステータスを持つので帝王サポートを受けられます。

 

①の効果は自身の特殊召喚

打点確保はできませんが、転生リンクを行えば1ターン目でも容易に出てくるモンスターです。

パロー・ヒートライオのカテゴリ内での打点コピー先という意味では打点を活かせそうですね。

「フォーマッド・スキッパー」をベイルリンクスの素材にして墓地を増やしつつサーチできるのは覚えておいても良さそう。

 

②は対象を取らない相手カードの無効化。起動効果ですが、後続のリンクモンスターの効果を通しやすくなります

 

特殊召喚しやすいレベル8として混合デッキで輝けるかも?

 

転生炎獣ミラージュスタリオ

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レベル3モンスター×2

このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は炎属性以外のモンスターの効果を発動できない。

②:X召喚したこのカードが「サラマングレイト」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

汎用ランク3で、デッキからサラマングレイトを特殊召喚できます。

えっ!?今日はサラマングレイトをリクルートしていいのか!?

サラマングレイトならガゼルでスピニーを墓地に送ればすぐに出せます。

特殊召喚したい筆頭はファルコですが、Jジャガーリクルートすれば次の流れで毎ターンサラマングレイトをリクルートするループが組めます

 

  1. ミラージュスタリオとJジャガーでサンライトウルフをリンク召喚
  2. ミラージュスタリオをエクストラに戻してサンライトウルフの下にJジャガーを蘇生、サンライトウルフの効果でガゼルをサルベージ

 

蘇生したJジャガーをベイルリンクスにすればヒートライオの転生リンクまで確定するので、ガゼル1枚から

  • レイジの対象を取らない3除去
  • 意志の3体蘇生

が確定します。

 

「転生炎獣くんさあ、10期なのにテーマ内サーチ・リクルートがないってどういうこと?安定性って知ってる?」ってもう言われないね。

 

リクルート後は②でリンク素材にしつつ相手モンスターを除去して仕事おわりって感じでしょうか。

 

 

転生炎獣ベイルリンクス

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レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「転生炎獣の聖域」1枚を手札に加える。

②:自分フィールドの「サラマングレイト」カードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 まさかのリンク1モンスター。

リンク召喚のついでに聖域をサーチできます。

今までヒートライオを出すだけで終わっていた展開が、このモンスターを経由することで「転生リンク」成立までいきます。

意志やギフトが各段に使いやすくなりますし、「フレイム・バッファロー」などのカテゴリ外で相性のいいサイバースを初動にできるようになります

こんなカード待ってた。

【サイバース】デッキ視点でみれば、メインに採用していなくても出力できるサラマングレイトとして、ヴァイオレットキマイラ出張の可能性を広げてくれるカードです。

 

転生炎獣の烈爪

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「サラマングレイト」モンスターにのみ装備可能。

①:「転生炎獣の烈爪」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。

②:装備モンスターは、戦闘・効果では破壊されず、守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

③:装備モンスターが自信と同名モンスターを素材としてリンク召喚した自分の「サラマングレイト」リンクモンスターの場合、装備モンスターは1度のバトルフェイズにそのリンクマーカーの数までモンスターに攻撃できる。

戦闘に特化した装備魔法です。

 

②は装備モンスターに戦闘効果耐性・貫通能力を与える効果

瞬発打点のあるヴァイオレットキマイラに装備すると甘えて守備表示にしたモンスターの上から相手ライフを狩りに行けます。

 

③の効果は複数回攻撃付与ですが、素の打点が高いサラマングレイトリンクモンスターがいないので、現状活かすのは難しそう。

 

転生したヒートライオを自身の効果で打点5000に出来るような特化構築をすれば輝ける気はします。

 


転生炎獣の炎陣

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速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか使用できない。

①:以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を手札に加える。

●自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのリンクモンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。

えっ!?今日はサラマングレイトをサーチしていいのか!?

●サラマングレイトをサーチする

●「転生リンク」したサラマングレイトを守る

を選んで発動できるカード。

ファルコをサーチして、ファルコで再セットして、サラマングレイトをデッキからどんどん引っ張って来れます。

ガゼルをサーチすればサラマングレイト魔法罠にもアクセスできるので、実質デッキのサラマングレイト全てにアクセスできるカードです

 

 

サラマングレイト・レイジ

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通常罠
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「サラマングレイト」モンスター1体を墓地へ送り、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した
自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリンクマーカーの数まで、相手フィールドのカードを選んで破壊する。

①シンプルな除去効果。

注目すべきは「サラマングレイト」ネームの罠ということ。

ファルコをコストに発動すればそのまま墓地に行ったこのカードをセットして使い回しができます。なんだこれ。

 

②はノーコストで複数の除去を狙える効果。ベイルリンクスのお陰で「転生リンク」を狙いやすくなっているので、②での発動も十分狙えます。サンライトウルフで2枚除去を構えるのがいいでしょう。

 

「先攻を取っても貧弱な盤面で返すことになる」「後攻をとっても1ターンでキルを狙うのが難しい」サラマングレイトにとって一筋の光明と言えるカードです。

 

もともとサラマングレイトが得意なロングゲームプランをとるなら、使いまわせる破壊は喉から手が出るほど欲しかった効果

 

今後のサラマングレイトの戦略に幅を与えてくれるカードと言えます。

 

サラマングレイト・ロアー

カウンター罠

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

①:自分フィールドに「サラマングレイト」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

②:このカードが墓地に存在する状態で、自身と同名のモンスターを素材として「サラマングレイト」リンクモンスターが自分フィールドにリンク召喚された場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

テーマ専用カウンター罠

「転生リンク」をトリガーに自力で墓地からセットできます。

「おろかな副葬」やガゼルで墓地に送れば、ファルコやサンライトウルフの回収効果を他のカードに使いつつ簡単に先攻妨害を用意できます。

 

「転生リンク」したサンライトウルフ+ロアー+レイジ

で「2破壊+1カウンター」を構えるのも結構簡単でしょう。

 

 PREMIUM PACK 2018

転生炎獣アルミラージ

リンク1・攻0

通常召喚された攻撃力1000以下のモンスター1体

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードをリリースし、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは相手の効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

②:このカードが墓地に存在し、通常召喚されたモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

2体目となるリンク1のサラマングレイト。

「通常召喚されたモンスター」という特異な召喚条件が気になりますね。

①は自分のモンスターに効果破壊耐性を付与する効果。転生リンクしたモンスターを1ターン守れば、稼げるアドバンテージは増えるのでサラマングレイト的には悪くない効果です。

②は自己蘇生効果。ダメージステップに出てくるのでサンライトウルフなどのトリガーには使えません。

現状、【サラマングレイト】においてベイルリンクスに勝る点があまりないです。

どのデッキでも「サラマングレイト」を供給できるようになる点を活かし、サラマングレイト以外のデッキで輝けるかもしれません。

自己蘇生できるモンスターを素材にすればお手軽にリンク2を出せる点は見逃せないですね。

 

今後のサラマングレイトの強化の方向が「通常召喚された」系統になる前触れなのか…

 

 

※採用出来そうな新規カードが判明されるごとに随時この記事を更新していくつもりなので、参考にしたい方はまたご覧になってください。

質問や記事への要望あればコメントやTwitterまでよろしくお願いします。

twitter.com

 

 

 

かわじじい

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昔昔、山あいの山村に独り身の老父が居りました

 

 

老父は晴れた日には川にいる魚をとり、雨が上がったら川のそうじをしていました

 

 

となり町まで川を上っていそうじをていたので

 

 

となり町では「かわじじい」と呼ばれていました

 

 

となり町の人たちは勝手に掃除をしているかわじじいに感謝することはなく

 

 

勝手に土地に入り、落ちたものを拾っていく無法者というあつかいでした

 

 

とても台風の多い年のことでした

 

 

季節が変わってすぐに来た台風がとなり町をおそいました

 

 

外に置いてあった農具が飛んだ家があるほどでした

 

 

夜が明けて空が晴れると、となり町の岸にはかわじじいがいました

 

 

となり町の人たちは、かわじじいと、川まで飛ばされた農具を見て言いました

 

 

「農具をとりにきたんだろう」「俺たちが片付けてから来てくれ」「今は帰ってくれ」

 

 

みんなも物を盗られるのはいやでした

 

 

みんなが取り囲むと、かわじじいは去りました

 

 

かわじじいは二度ととなり町に来ることはありませんでした

 

 

一日置いて、また台風がやってきました

 

 

台風は大雨を降らせ、土砂を川に流し、各地の川をあふれさせ村を沈めましたが

 

 

台風の後、となり町にはいつも通りの川が流れていました

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

待望のリンク2 転生炎獣サンライトウルフについて

Pmanです。

前回の転生炎獣でのコード・ジェネレーターの記事の閲覧ありがとうございます。参考になったらうれしいです。

crowingspear.hatenablog.com

 

OCGのリミットレギュレーション改訂のから一夜明けました。YPの皆様におかれましては悲喜こもごもかと思いますが、10月13日発売のサベージ・ストライクにて転生炎獣の新規リンクモンスターの収録が判明しました。月並みな解説になるかもしれませんが、役立てていただける人がいれば幸いです。

 

その名も「転生炎獣サンライトウルフ」。アニメにも出ていたモンスターですね。

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リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/サイバース族/攻1800
【リンクマーカー:上/下】
炎属性の効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
分の墓地から炎属性モンスター1体を選んで、手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及び
その同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できない。
(2):このカードが「転生炎獣サンライトウルフ」を素材としてリンク召喚されている場合に発動できる。
自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

YU-GI-OH.jp

 

①の効果は炎属性モンスターのサルベージ。そのターンは場に出すことに制約がつきますが、「転生炎獣」を手札に加えて≪転生炎獣フォクシー≫などの手札コストにするといいよ、というデザインだと推察します。効果の発動には制限がないので回収した≪転生炎獣ファルコ≫の①の効果は使えますね。

素材自体に炎属性以外の縛りはないので、「不知火」「炎王」など炎属性テーマデッキの中継地点になったり、≪灰流うらら≫・≪怒炎壊獣ドゴラン≫など手札にいて活躍するカードの使いまわしにも一役買いそうです。

 

これが一番大事なことなのですが、サンライトウルフの最も強い点は「リンク2の転生炎獣であること」と言っても過言ではありません。

転生炎獣にはいわゆる「転生リンク召喚」という戦術があります。≪転生炎獣の意志≫や≪サラマングレイト・ギフト≫の転生リンク召喚したモンスターに対するサポート効果を活かすことができれば、転生炎獣の展開力を底上げすることができます。

既存の転生炎獣リンクはリンク3の「転生炎獣ヒートライオ」のみ。ヒートライオを転生リンク召喚するには単純計算で5体分のモンスターが必要です。

一方サンライトウルフはリンク2なので、3体分のモンスターで転生リンク召喚できます。

転生リンク召喚したサンライトウルフに対して≪転生炎獣の意志≫を墓地に送って②の効果を使えば、2体の転生炎獣を蘇生できます。

サンライトウルフの②の効果はこのとき最も輝きます。蘇生先をサンライトウルフのリンク先にすれば、自身の効果で墓地に送った「意志」をそのまま②で手札に戻すことができるのです。次のターンまた意志をつかえます。ズルい。

ほかの回収先ですが、≪転生炎獣の降臨≫を加え、リンクモンスターをコストに要求する≪転生炎獣エメラルド・イーグル≫の儀式召喚を狙うのもありです。

 

 

このカードが通常ブースターに入ったということは、12月のストラクチャーデッキの看板モンスターは融合モンスターの≪転生炎獣ヴァイオレットキマイラ≫だったりするのかな?

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サベージ・ストトライクにも転生炎獣関連のカードがまだ収録されると思うので、今後の公式発表からますます目が離せないですね。

 

 

 

【転生炎獣】でのコード・ジェネレーターについて

Pmanです。

先月書いた転生炎獣の紹介記事がたくさんの方に読んでいただけたみたいでとてもうれしいです。まだ読んでいない方は是非。

crowingspear.hatenablog.com

 

今日、遊戯王.jpにてVジャンプ11月特大号の付録カード≪コード・ジェネレーター≫の効果が判明しました。

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コード・ジェネレーター 星3 地属性
サイバース族 ATK/1300 DEF/500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。
②:このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから攻撃力1200以下のサイバース族モンスター1体を墓地へ送る。フィールドのこのカードを素材とした場合には墓地へ送らず手札に加える事もできる。

 


yu-gi-oh.jp

 

手札から「コード・トーカー」のリンク素材にできる「コード」シリーズのカードで、デッキのサイバース族にアクセスできる効果を持っています。

レベル3という点から≪レディ・デバッガー≫でサーチでき、そのまま≪コード・トーカー≫になって②の効果を使用することができます。結構お手軽です。

サイバース族テーマである転生炎獣もこの恩恵を受けることができます。

 

冒頭の記事内でも述べましたが転生炎獣はテーマ内にデッキへアクセスする手段が乏しく、現状で安定した戦い方をするためにテーマ外からのサポートが必須です。

≪コード・ジェネレーター≫の墓地送りに対応する転生炎獣は3体おり、そのうち墓地に送る筆頭候補がこちらです。≪コード・ジェネレーター≫が転生炎獣にもたらす最大の恩恵はこのモンスターへのアクセスができることです。

 

 

≪転生炎獣ファルコ≫

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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。②:このカードが墓地に存在する場合、「転生炎獣ファルコ」以外の自分フィールドの「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。

一度ファルコを落としてしまえば②の自己蘇生効果を毎ターン使用してアドバンテージを稼ぐという転生炎獣が得意な戦い方に持っていけるので、転生炎獣で安定したゲーム運びをするためにはファルコへのアクセスが必須です

しかしながらファルコは、レベル3以下のサイバース族をサーチする≪レディ・デバッガー≫やレベル3の炎属性をリクルートする≪炎星候-ホウシン≫に対応せず、テーマ外からのサポートも少し難しいカードでした。

 

≪コード・ジェネレーター≫なら素引き・≪レディ・デバッガー≫からのサーチで手軽にファルコを墓地に直接送ることができます。墓地に送られた後はファルコの①②どちらの効果も生かすことができます。至れり尽くせりですね。

墓地に落としてからの戦術のことは冒頭の記事に書いたので是非読んでみてくださいね。

 

採用枚数は現状のカードプールでは測りきれない部分もありますが、

  • 「コード・トーカー盤面」を軸にするなら2~3枚(マイクロ・コーダーとの兼ね合い)
  • 「コード・トーカーは少ないけど何が何でもファルコにアクセスしたい」なら3枚
  • 「レディ・デバッガーを採用していてファルコを1回落としたらもう仕事ない」なら1枚

というのが僕の印象です。

 

12月にはストラクの発売が決定しており、否が応でも強化に期待が高まる転生炎獣。

すでに登場しているアニメオリカの収録もあるかもしれません。その中で≪転生炎獣フォクサー≫が攻撃力1200なので、ストラク発売後も≪コード・ジェネレーター≫の活躍の場は大いにあると思います。ほかにも融合やリンク2なども控えており、今後の新規の情報が待ちきれないです。期待して待ちましょう。

 

#いいねタグが使われるのはなぜか

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#いいねの数だけ自己紹介する

#いいねした人の印象を言う

 

Twitterでこんなタグを見たことがあるだろうか。いいね機能を使ってフォロワーを紹介したり、自己紹介する機会を設ける目的で置かれるタグだ。自分もこのタグを利用してフォロワーさんからの印象を聞いた経験がある。

 

この記事では以後この類のタグのことを「いいねタグ」と呼ぶことにする。

 

この「いいねタグ」について、知り合いと話す機会があった。彼は「いいねタグ」に好印象を持っていなかった。「自己紹介ならいいねを待たなくてもプロフィールに書けばいいし、他人からの印象がそんなに気になるのが不思議」とのこと。真っ当な指摘だと感心しつつも、いいねタグを使う側の人間として、このタグに魅力や必要性を感じない人がいることに驚いた。この認識の違いはどこからくるのかを考え、いいねタグが使われる理由を彼に説明するために記事を書くことにした。

 

いいねタグを使う理由

いいねタグによって我々は「自分の印象」を知ったり、「他人の印象」を伝えることができる。意外な印象を知ったり、普段話さないフォロワーから反応をもらうこともある。いいねタグが流行るのは、この流れが多くの人にとって快だからであると推測できる。

言い換えると、いいねタグに参加する人は自分の印象を知りたい欲求を持っていると考えられる。この考えに基けば、他人の印象を伝えることはその人の欲求を満たす行為であり、フォロワーに喜んでもらうために効果的である。

 

まとめると、

「自分の印象を知りたい欲求」を満たす・満たしてあげるためにいいねタグが使われる

と推測できる。

 

キーワードは「自己同一性」「不安の解消」

自分の印象を知りたい人と知りたくない人が分かれる理由を説明できる(と僕が思っている)言葉がある。それが発達課題だ。この項で発達課題について知り、次の項でそれがいいねタグへの認識の違いにどう影響するかを説明する。

少し難しい話になるので、この項の最後のまとめまで読み飛ばしてもらっても構わない。

 

「人はいくつかの段階を踏んで成長する。幸福な人生を送るためには、それぞれの段階で習得すべき課題克服すべき問題がある」というのが発達課題の意味である。

 

青年期(10〜20代前半)が習得すべきと言われる発達課題は自己同一性(アイデンティティ)の獲得。平たくいえば「自他ともに認める自分像を持つこと」である。自分の「キャラ」を持つことといえばイメージしやすいかもしれない。

自己同一性を獲得するためには、

″自分が家族や学校などのコミュニティに自分が存在したいと思える居場所″

″一つ前の発達段階において、自分が他人と協力したり、他のモノを利用して何かを成し遂げた体験に基づいた、「自分はできる感覚」″

が必要である。

 

青年期が克服すべき問題自己同一性の拡散。自分が思うように物事が進まない、他人から不当な評価を受ける等で「自分はこんなことができる」「自分はこんな人間」という自己同一性を損なう。

自分演じるキャラと本当の自分がかけ離れて辛い思いをすることも自己同一性の拡散の例だ。自分が「思っていた自分でない」ことは不快・不安につながる。青年期ではこの不安を乗り越えることも課題である。

 

逆に、自分が他人からこう思われている・認められていると知ることは、自己同一性の拡散の不安を和らげる。これが自分の印象を知ることに快感を覚える仕組みである。人に印象を伝えることも、他人の不安を和らげることにつながる。いいねタグはこの不安を解消する機能がある。

自己同一性の拡散は

「自分はこんなはずじゃない」「こんな自分を見せたくない」「いっそ悪い自分を見せよう」「自分には何をすべきなんだろう」「もはや何をしてもムダだ」

という心情とともに現れる。

こういった自己同一性の拡散は「対人不安」「非行」「選択の回避(さきのばし癖)」「感情の喪失」をもたらす。

一つ前の発達段階で「自分はできる感覚」を身につけられていない場合、それが劣等感として尾を引き、結果として「無能感」を得る。これは自己同一性の拡散を促進してしまう

 

まとめると、

青年期の人は「自己同一性の拡散」という問題を抱えており、自分の印象を知ることでその不安を和らげることができる。

 

いいねタグを使わない理由

これまでの話から、いいねタグを使う必要性を感じない人は、「自己同一性の拡散」に不安を感じない人=自己同一性の拡散という問題を克服し、今は別の課題に向き合っている人と考えることができる。自分はこうだ、と自分で分かっているから、「他人からの印象を気にする必要はない」=「いいねタグを使う必要がない」と思うのである。

 

さいご

これまでをまとめると次の3つになる。

  • いいねタグには「自己同一性の拡散からくる不安を解消する機能」がある。
  • これを必要とする青年期の人はいいねタグを好んで使う。
  • 自己同一性の獲得を課題にしていない人(例えば成年期の人)は使う必要を感じにくい

 

補足

青年期より先の段階にいる人でも、自己同一性を完全に獲得している人ばかりではない。獲得した人でも自己同一性の拡散に再び直面することはある。自己同一性の拡散=未熟とは必ずしも言えないし、自己同一性を獲得したからといって成熟しているというのも正しいとは限らない。 発達課題は本人が幸せになるための単なる目安であって人間の価値の高さを示すものでもないことに注意しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか難しい話をしてしまったので

キラッとプリ☆チャンのキャラソンCDの宣伝をしておこう。

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8/29に「キラッとプリチャンソングコレクション1st チャンネル〜」がリリースされた。収録された4曲ともキャラクターの個性が存分に発揮されている。特に「スキスキセンサー」はメディア向けのレビューに「中毒性が高い」と書かれてしまうほどハマってしまう曲。ぜひチェックしてみてほしい。

 

Apple Storeでも試聴・購入できる。

‎Various Artistsの「キラッとプリ☆チャン♪ソングコレクション~1stチャンネル~」をApple Musicで