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2日目  メガネ

眼鏡のレンズは進化しているという。汚れや曇りに強かったり、紫外線やブルーライトカットができるようなレンズも登場している。スマートフォンやパソコンの普及で、バリバリ働く世代にまで老眼鏡の需要が拡大しており、100円ショップで買うのではなく、自分の眼に合った、世界に一つしかない老眼鏡を買う人が増えているらしい。

 

100円ショップで買う老眼鏡は、度数にいくつかバリエーションはあるものの、正確に自分の眼に合った度やレンズの形を選ぶことは難しい。緊急手段としては十分事足りるだろうが、長く自分の視界を任せるには荷が重い。

 

「色眼鏡」「お眼鏡に適う」という言葉があるように、「メガネ」というワードは視覚情報のみならず、一般に物事を見極めるための能力という意味でも用いられる。この意味での「メガネ」は、自分唯一の価値判断のフィルターである。自分が回答する試験問題を解くために自分以外のための眼鏡をかける人はいまい。

 

一人ひとりの眼球の形が違い、それぞれに適したメガネがあるように、価値判断の基準も十人十色である。同じ現象を見たとしても、AさんとBさんでは見ている世界からすでに違う。インプットの時点で人それぞれなのだから、意志疎通がうまくいかなくて当然ではないかと考える。

 

時には、100円均一など売られているような、誰かと同じメガネで価値判断をしなければならないこともあるかもしれない。集団に属していれば、「集団の常識」というフィルターで判断する機会が多い。だがそれはずっとではない。自分に近いメガネを持った集団に属することで疲れを軽減させることができる。

 

逆に自分とは違うフィルターで世界を見ることで、自分のレンズの汚れに気づくこともできるかもしれない。それは本を読んだり、人と話したり、新しい価値観を知ることがきっかけになる。視力は一日一日変化するそうである。新しいものを目に入れて、自分のメガネも進化したものにしてみよう。

 

 

今まで見たことない人にとって、新しい価値観を与えてくれる動画を紹介しよう。

その名も「プリパラ」である。YouTubeにて無料公開中で、毎日1話ずつ増えていくので、新しいものが思い浮かばない人は1日20分ずつ見てみよう。

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