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【まい投2020-30日目】欲はタテにもヨコにも無限

「欲」は求めることに本質がある。

たとえばAというものを手に入れた瞬間、「既に手に入れてしまっている」ので、「これ以上手に入れようとすることができない。」

つまりこの段階でAから欲を満たすことは出来なくなり、自動的に次のBを求めることになる。欲は目移りする。

 

その意味で言えば、ガチャは回す時が最も快楽を感じる瞬間だし、食事は食べきる前が一番気持ちがいい。

積極的に浮気してしまう人は、交際に至ることを「人を手に入れること」だとどこかで思っていて、手に入れた段階で欲は満たされなくなり、次の人を求めてしまう。

ある欲を断ち切るにはもっと強い種類が違う欲に支配されるか、苦しみを味わうしかない。

 

Aを手に入れられないと分かったとき、それでも手に入れようとしてしまうなら、「無限に手に入れようとすることができる。」その欲は無限になる。

スパッと諦められたとしても、目移りの性質によってまた別の欲に囚われる。こちらも無限だ。

欲はタテ方向にもヨコ方向にも限りがない。

 

欲が何かの原動力になるという話は、「欲」の「自動的に求めつづける」「目移りしつづける」機能に期待してのことだと思う。うまく扱えるなら力になるだろう。ただし目的を達した後、自分には「満たされなくなった無限の欲」が残る。

 

大盛ラーメンを食べて腹が苦しくなった昼に思った与太話である。