わたし・わたしたち概念
Pmanです。
※この記事は遊戯王記事ではありません。
先週、電車に揺られている時に
「人間」と言おうとして、「日本人」って言っちゃった人を見かけました。
正「人間なんだから相手の気持ちになって考えないと」
誤「日本人なんだから…
なぜこんなこの様な間違いをしてしまうのか、敢えて理由をつけようと色々かんがえてみました。
この文脈では日本人と人間が意味合いとして近いために、脳が間違えてしまったんでしょうね。
日本人である私や一部の読者の方にとって、この2つに共通するのは
「わたしたちってこんな人」
という考えです。
「わたし・わたしたちはこんな固有の性質を持ってる」っていうのを「当たり前の前提」にして話をしたいんですよね。
今回僕が聞いたものは可愛い間違いに見えますが、
相手の気持ちになって考える能力は人間固有の能力ではない
という事実を知っている人なら
「人間なんだから相手の気持ちになって考えないと」
という主張は、その根拠から崩壊していることがわかります。「人間以外が他を慮ることはない」って言っているわけですからね。
根拠がよくわからないけどなぜかよく耳にする「当たり前の前提」ってありますよね。こんなかんじ。
- 「さすが我ら日本人!行儀いいよね、スタジアムを掃除してから出るよね」
- 「男なんだから家事できなくても仕方ないじゃん」
- 「もう子どもじゃないんだから、仮面ライダー見るのやめたら?」
この辺もやっぱり「わたし・わたしたち概念」がどこからくるか深く考えてない発言なんでしょうね。
僕自身も「当たり前じゃないことを前提にして話をしてないか」気になったので、気をつけて1日過ごしてみました。
何も言えなくなりました。