ColumPus

ColumbusのたまごColumnブログ

ブログを書く欲求の方向について

言語の存在意義は、価値観を広げることである。言わずもがな、ブログも言語を使って価値観を広げることができるツールである。

 

さて、価値観を他人へと拡げるためには、無為に拡散させてしまうのでは、効果が薄い。価値観を拡げたい人に必要な情報を渡してあげることが必要だ。

「こんなゲーム仲間は嫌だ」というあるあるネタは、「ゲームをする人」に向けて発信される。

すると、「ゲームしない人なら普通の価値観だよ」などと感想を述べる人に対してどうしてもコンテクスト(文脈)を持った情報になってしまう。コンテクストは、その説明がない限り、言語から価値観を汲み取る障壁となる厄介者だ。

論を立てて「説明」をする場合は一般に認められた修辞法を使って情報の純度を高めることで極力コンテクストを排除するのだが、それでも「文章が長い・言葉が固い・使われている言語が読めない・書いた人間にエソスがないなどによって読みたくなくなる」というコンテクストを排除することはできない。「○○論」という一般に流布するための言語を用いていても、私たちが言語を使う以上、誰かに対して障壁を立ててしまうのは避けられないのである。

 

では、あえて言語に高いコンテクストを与えるとどうなるか。障壁によって価値観を共有できない範囲の他人が増える。ラップに馴染みがない人にはラップで書かれた言葉はハイコンテクストな言葉であり、読者側がその価値観を共有するためには障壁を乗り越える必要がある。つまり言語によって読者・受け手側を「分断」することになるのである。

 

分断は障壁外にいる他人からの断絶ではあるが、逆に障壁内の人間との連帯を際立たせる役割を持ち、何の罪悪感もなく日常的に使われる。多かれ少なかれ、コンテクストを伴った言葉を使う限り、私たちも無意識に他人を分断しているのは確かである。例えば、「『草』と言うこと」は「それが笑いを表すとわからない他人」を断絶する目的よりも、「草」がわかる他人との価値観共有が主である。

 

どうしても他人への価値観共有したい人間は、ローコンテクストの言語を用いる必要がある。しかし、ローコンテクストの「誰でもわかるあるある」文章は、「誰でも笑えるお笑いのリズムネタ」みたいなもので、拡散される空間的拡がりが大きくとも一瞬で収縮してしまう。

ハイコンテクスト化を進めた場合は逆で、空間的に拡がらない一方時間的に長く意味を持たせることができる。

ファミレスで他人の家族が「あの時のタカシ、めちゃくちゃ面白かったよな〜」「いやあれはアイツの揚げパンのせいで・・!」と言っていても他の席に座る客には伝わらないし、店の外にいる人間にこの部分だけ音声を聞かせたなら全く意味がわからない、家族だけに閉じたハイコンテクストな言語である。しかし当然、その家族にとっては時間的広がりをもった重要な言語でもある。

 

ハイコンテクストな言語の究極系は、「他人やよそ様に伝わらない」である。この場合、言葉は「価値観を広げる」存在意義を失うであろうか。否。空間的な拡がりを失った一方、時間的な広がりを得るからである。

現実問題として、人間は思考をするために言語を手引きに使用している。自分や自分達の価値観を深化させ、個別具体のエピソードを再構築することで未来の自分へ価値観を広げてゆくために、もはや他人へ言語の障壁を課すことは問題ではない。どちらに向かって・あるいはどれくらいの比率で綴られた言語なのかが問題なのだ。

 

ブログは言語を使って他人や将来へ価値観を広げることのできるツールである。

言語の存在意義はやはり、価値観を広げることなのであり、そしてその欲求が他人に向くとは限らないのは昔から明白なのである。

【#遊戯王AC ディヴィジョン Verse.1】グリコ【5日目Bパート】

この記事は遊戯王アドベントカレンダー2022への参加記事です。
企画詳細は主催者の刺身さんのブログ記事をご覧ください!
sashimimihsas.hatenablog.com
過去記事は刺身さんのツイートから見れます!

昨日の記事はこちらから
Aパート 米ココア
あふれんばかりの機皇帝愛によって描かれたもしも記事。
アドカレだからこそ熱く語れる記事で好きです。
【遊戯王AdventCalendar4日目Aサイド】合体しろ、機皇帝ワイゼル!という妄想 - 米は世界を救う日記
遊戯王(Aサイド) Advent Calendar 2022 - Adventar

Bパート しらこ
長年に亘りくすぶり続けるシャカパチ論争について面白おかしく紐解いた記事です
このシャカパチ論争を終わらせに来た。【遊戯王Advent Calendar 4日目B】 - あるくきんしれー。
遊戯王(Bサイド) Advent Calendar 2022 - Adventar

今年も遊戯王アドカレが始まり、さっそく多様な毛色の記事が続々と投稿されております。
例年通り書く側としてだけでなく、読む側としても楽しめる企画になればいいなと思ってます!
どうぞよろしくおねがいします!!
















Verse.1 -グリコ-


《クシャトリラ・フェンリル》に当たり散らかす症状
馬と鹿ですら理解する力の象徴
曰く、怒りとは続くことはない6秒
例えるなら瞬間でしか善悪を下せぬ臆病

怒り膨らます重曹 詭弁振るってる相手はどこ?
6秒じゃろくすっぽ書けない早漏
あぁ、ゲリラが願ってやまない理想郷?
あぁ、あまりにくだらない願いを投稿

投稿 しても変わらない 読者の興味も6秒
早々大局を見れない 逆さまの戦車と教皇
6秒で何ができる?せいぜい欲求を満たす程度
6秒で何ができる?論理掻き消すストロングゼロ

我見多言の螺旋 ぶり返す駄弁の13年
宿痾、悪性すら自覚できぬネズミ共の野戦
シャカパチ ファン・ガチ 喧しい 結論ありきの超短視
大山鳴動も1フリックでフイ お前も空気の仲間入り

迫り来る決断の連続 「決闘は人生に相当?」
目指すは効率思考の視野 aだけ最強の直線
お前がかけてる靄 心地いい蛙 井の中
興味は6秒で頭打ちな お前に相応の趣味だな
現状維持が最大値 つまり「お前の人生」には相当

《クシャトリラ・フェンリル》 からの逃避行
ほらこちらワン公 言い訳のおかわりはお利口
お前たちは鳥観図の中 目指したのは所詮隣のムラ
どうせ次の新弾が最後 さらば 絨毯爆撃を決行




紙を束ねた一本槍 築いた城ごと燃えて終わり


www.youtube.com


俺たちには手段に過ぎない遊戯王 階段の前のグリコ
繋いでいるのは城じゃなくOur steelo
相手にしてるのはカードじゃなく人間だろ?
歴史家となり探る 相手の人となりを

カッ飛ばすマイカー 法定速度弾丸ライナー
物量ビブロフィリア 駆けるチーズイーター
解像度リーダー 紅の靴擦れウォーカー
愛を見つけた大吉山 集えSunday night fever

費やしたその紙切れ 対して俺の20万は思い出
My 春夏秋冬 w/ ヴィヴァーチェ! 四重奏は次の曲へ
Hater達のprops 此方に舵を切っても手遅れ
俺達は既に『特別』所詮切れるのは大見得

終わらすぜ 時計を見ない 空間の広がりの諍い
俺たちが見てるのは未来 と金賞を目指した誓い
消して行く 靴の下 燻ってる「いかがなものか」
気にするのは6秒どころか 来年はどこに行こうか




12月6日のパートを担当されるのは次の二人です。お楽しみに。
Aパート 歩く教会
デッキやコンボ紹介記事を書くブロガーで、去年のアドカレにも参加されています。

Bパート じろうちゃん
デュエル動画・ブログとマルチに活動し、遊戯王アドカレにも複数回参加経験がある方です。
今日を変え、一生を変える構築を



Bサイドにはまだ枠があるので 熱いアンサーラップを待ってます。
遊戯王(Bサイド) Advent Calendar 2022 - Adventar

増長と醜さ【読書感想文】

醜さというものは思うに、こちらへ増大して迫ってくる恐ろしさのことである。
醜い存在は視界の中で強調されるがそれが恐ろしいと思うのは、その存在が増大してこちらへ近づいてくることを意識してしまうからである。
「その意味で、立華高校マーチングバンドにおいて、佐々木梓という女ほど醜い存在はいない。」

「佐々木梓の人並外れた努力は、彼女自身の底のない増長欲がなすものである。」
努力というものはその人自身を成長させるが、他人の領域を侵食することもある。ハコの容積が限られた学校のような閉鎖的な空間では顕著だ。
実力と才能が同一視される3年というごく短い時間において、才能を持つ者がさらに存在を拡大し続けようとするとどうなるか。
拡大スピードで劣る者、拡大途中にある者にとって、一生と同じ意味を持つ3年間で伸びてゆくはずの空が覆いつくされた状態である。
残念ながら、努力が当然のことと思う者にとって、雲の下で押しつぶされる者は眼中にない。

「彼女が芹菜やあみかに対して行った支配も同様に、増長欲がなすものである。」
他人と対等な関係を築くには、相手との線引きが大事になる。相手と自分の間に引かれた中線が動かぬようにし続けなければならない。
自分から平気で線を踏み越える一方で、勝手にも捨て去っていこうとする行動には、対等な関係を築こうとする意図はない。
ただ線を相手側に動かし、自分の領域を広げるためのものであり、忌まわしき上っ面の友情である。
だからこそ、それ以上拡大するのに障害が生まれた瞬間に拡大を止めるという行動に至るのである。

エゴの底から意識のすぐ内側まで増長欲で満たされたこの存在は、全方位の人間へ「増大して迫ってくる恐怖」を与えている。
「佐々木梓はマーチングバンド部内において、無限に増長を欲する祟り神のような存在である。」
本人が気づかない限り、その醜さに歯止めが利くことはない。

【連載コーナー】遊戯王性格デッキビルド【#遊戯王紅白ブログ合戦2022】

この記事は#遊戯王紅白ブログ合戦2022の企画記事です。企画はこちら。
luclfer2991.hatenablog.com

紅組白組でわかれて記事を投稿するチーム戦で、ぼくは白組です!
「投稿ツイートのいいね」で勝敗が決まるので、ぜひいいねしていってください!!!!!!
現在上がっている白組記事はこちらから
luc1ker.hatenablog.com

第23回 カジュアルで誰もしてないことをしたい

パプリカ新聞 1月20日朝刊-遊戯王性格デッキビルドより
以前の記事を読んで投稿しました。周りの友人とパワーが合わず、大会にもっていくほどガチでもないデッキを持つ相談者へ、「サイドデッキ」によるデッキチェンジを提案されていた記事です。友達と遊べる可能性を広げつつ、本人を新たな楽しみに誘うご回答に感動しました。ぜひともわたしの相談にも乗ってほしく存じます。
私はいわゆるカジュアルデッカーで、自分で見つけたオリジナリティーのあるデッキで遊ぶのが大好きです。
最近は面白い効果をしたカードが毎弾でていて、新しいデッキを考えることも多いです。
しかしながら、デッキを考える機会が増えれば増えるほど、似た結論にたどり着くことが多くなってきました。それは私の内でもそうですし、周りのデッキを見てもそうです。
ほかのカジュアルデッカーが考えても、似たコンセプトにたどり着いているのを見つけてしまうのです。こうなると、僕自身のオリジナリティーとは言えなくなってしまいます。誰かが同じことを考えている、なんなら僕よりも美しいデッキを。考える前ならと思い、新弾のたびにいち早くコンボを見つけ、デッキにし、ブログ記事にする作業。もはやデッキを組む楽しさは置いてけぼりになっている気がします。僕はそれでも自分だけのデッキを諦めきれませんでした。周りの人がやってないデッキを組みたい。そう思って相談いたしました。
わたしが組んでいるデッキレシピを一つ例示します。ご参考になればと思います。
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環境を見て邪道を走る。その上で

よくぞ文章に起こしてくださいました。もともと、真摯にデッキづくりされている方なのですね。だからこそ、どれだけ苦しもうともデッキ構築から逃げない。遊戯王の楽しみ方が構築偏重になり、それが仇となってあなたを苦しめているのだと思います。
答えは簡単。冒頭にあなたが述べた過去記事の通り、要は周りの環境です。周りの環境、つまりあなたの言う「周りのカジュアルデッカー」がそれです。それがどの範囲を指すのか正確に把握はできませんが、彼らがやってないことをやればいいのです。あなたの言葉を信じるなら、正道を外して邪道を走ればいい。
こんなデッキを用意しました。あなたのレシピを参考にさせていただきました。
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みんなが知ってるパワーカードばっかり?大丈夫。あなたの周りは誰も採用していません。美しくない?そんなことはありません。私はこっちのほうが美しいと思いますよ。「バロネス」を、メインギミック内でサーチできる「ホップイヤー」で出す。そのコンセプトを通すという1本の勝ち筋を貫くデッキです。誰もやってないという意味ではその通りです。

さて、このデッキだと楽しくないですか?このデッキをあなたのデッキとして発表するのがでしょうか?もしかすると、このデッキだと周りのカジュアルデッカーとパワーが合わないように見え、納得がいかないのかもしれません。でもその周りの人というのは、あなたと本当に対戦する人なのでしょうか。ぜひ上のレシピを、フォロワーではなく、普段対戦する気心の知れた友だちぶつけてみてください。どうしても気が引けるなら、カジュアルより懐の深い店舗大会のような少しフォーマルな場でもいいかもしれません。対戦して、「このカード抜いたほういいな」とか「このカードほしいな」とか感じてみてください。
自分が得た感覚をデッキ構築へフィードバックしてデッキの完成度を高める。なにより、その感覚はあなたのプレイング、あなたの感じ方に依存するもので、あなただけのオリジナルです。
カード効果をみてすぐ構築するクセだけだと、この工程が抜けたデッキになってしまいます。自分の知識の中で構築してしまうので、似通ったコンボを多用してしまいがちです。
ことデッキ構築ついては、美しさは人によってもタイミングによっても揺らぎます。あたまでっかちにならず、まずはなんでもいいので対戦して、過去トラを積み上げてみてください。真摯なデッキメイカーのあなたならきっとデッキを組み「切る」ことができますよ。

第39回 まわりに悪人がいなくて物足りません

パプリカ新聞 11月18日朝刊-遊戯王性格デッキビルドより
自分はどうやらドMらしく、他人から虐げられることが好きなのです。理不尽であればあるほどいい。
暴力であれ暴言であれ、受けた自分はいっときの痛み・苦しみを、それと同時に加害者は「暴言・暴行で人を御した」という歪んだ成功体験を得ます。さらに理由が理不尽であれば、「理不尽なことでも暴言暴行でねじ伏せられる」という選択肢を植え付けられます。
それが本意であれ不本意であれ、加害者は成功体験の魅力に囚われてこの先いきることになる。人生の岐路に立つたびにチラつく「暴言・暴力」という成功体験。
害を受ける代わりに、気づかないうちに完治しない依存症を相手に背負わせる格好なのです。
自分で気づき、寛解を目指して苦しむなら良し、周りを傷つけて周囲から人がいなくなってから気づけば尚良し。
幸福の総量が保存されるとしたら、他人が不幸になった分自分が幸福になります。理科の時間に出てきた作用・反作用の法則のようなものです。
植えた種の結実を心待ちにするような、そんな気分に浸りながら「暴言・暴行」を被るのは、むしろ快く感じるほどなのです。

しかしながら、理不尽に暴言・暴行をしてくる人は身の回りにそう多くなく、物足りなさを感じています。こちらから挑発して、相手の怒りを誘いたい衝動に駆られるほどなのです。

こんな自分にぴったりなデッキってあるんでしょうか?

負けるが勝ち、人生コントロールデッキ

心底恐怖しました。ここは遊戯王″性癖″デッキビルドではありません。
あなたの変態的なまでの被虐体質は、実は加虐欲求からきているのですね。
人に傷つけられるのを欲するのは、他人を傷つけたいという攻撃性が原因に他ならないのでは。
あなたが他人に植え付けたいのは、罰という実のなる花。そのためには、目の前のデュエルで負けても構わない。相手が一時的にいい思いをする。成功体験によって、相手のプレイングが歪むのを期待するようなデッキがぴったりです。現実でそうであるように、実現するかはあやしいですが。
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「光天使セプター・スローネ」によるドローと除去である程度"デッキっぽい動き"をして、「テュアラティン」を引き込みに行きます。ヴィクトリカでサーチしてもいいです。戦闘でモンスターが2体以上倒されると出てきて、相手に特殊召喚制限をかける「テュアラティン」オネストで戦闘補助して相手へ不快を押し付けます。しかしこの「テュアラティン」、出てくると厄介ですが見えていれば対処可能です。殴らない。効果で除去する。今の時代なので、たとえ出てきたとしても何とか超える術はあるでしょう。それでいいのです。相手はその不快を超えて勝利します。勝利することで、相手のプレイングが数‰でも変われば成功です。光属性へのオネスト警戒が頭をよぎる割合がほんの少し高くなって、回りくどい除去に走るようになれば大成功です。1デュエルだけで見れば「セプスロで除去しまくる速攻デッキに見せかけた「テュアラティンミッドレンジデッキ」ですが、その真意は対戦相手の人生を歪ませる「人生コントロールデッキ」というわけです。どうですか。これで満足したら次からはコーナーを間違えないでくださいね。対戦ありがとうございました。」

遊戯王性格デッキビルドは都合により先月分の第39回をもちまして終了しました。長らくのご愛読ありがとうございました。

【#遊戯王AC 21日目 夜の部】賢者の贈り物

今日アンタたちを呼び出したのは他でもない。
実はきのう、メンバーのヒロミに「遊戯王アドベントカレンダーって知ってるかい」って聞いたら、

「ああ、すっごい盛り上がってたやつでしょ、9期最初のブースターパックの!

それは7年前に発売されて、いきなりパック名がカタカナになった、「遊戯王OCG デュエリストアドベント」だろうが!

まったく…。
遊戯王アドベントカレンダーって言ったら、12月を遊戯王記事で彩る、リレー形式のブログ企画だろうが!
今日の昼の部にはユキカゼさんから記事が投稿されて、長い月日で積みあがった叡智の結晶「ユキカゼ式」が披露されているからチェックしておくように!
yukihighrander.hatenadiary.com

それに「盛り上がってた」って・・・アドカレは今でも大盛況に決まってるだろうが!ガッカリだよ!
まだ読んでない記事があるなら、下のリンクから読んできな!
遊戯王(昼) Advent Calendar 2021 - Adventar
遊戯王(夜) Advent Calendar 2021 - Adventar

つーわけで、今日はアタイがアンタ達にアドカレにぴったりな小説の紙芝居をしてやろうと思う。
だけど、ただペラペラ紙芝居やるだけじゃ面白くないから、今から指名するヤツにちょっとした役をやってもらいたい。いいね?


じゃさっそく、「賢者の贈り物」のはじまりだよ 拍手!!!








貧しい若夫婦・ヤング夫妻は、クリスマスを前にして1ドルちょっとしか残らないほど生活費に困っていて、
もっていた財産といえばデッキ1つずつくらいのものでした。

妻のデラは倹約家でしたが、せっかくのクリスマスだからと、自分のデッキ【シャドール影霊衣】(通称「影影」フル亜版)を売りに出して夫へハーフデッキをプレゼントすることにしました。
メインデッキ20枚・エクストラデッキ5枚までのスピードデュエル用デッキ。初手4枚・ライフは4000P。

家事をしながらデラは、どのカードをメインに据えるか決めました!

デラ役「≪ツインツイスター≫」

デッキのメインって言ってるだろうが!
ツインツイスターは後から入ってくるタイプのカードだよ!
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一方で夫のジムも、デラへハーフデッキを贈るため、仕事帰りに自分のデッキ【シンクロダーク】(トリシュDTC-JP060入り)を売った流れでショーケースを眺めていました。
ジムは、デラが≪絶対王バック・ジャック≫を使いたいと言っていたのを思い出しました。
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ジム「そうだ、≪幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ≪絶対王バック・ジャック≫を合わせて2方面からの罠で翻弄するデッキにしよう」
デッキの方向性を決めたジムは、まず≪絶対王バック・ジャック≫と合わせて使う罠カードを1枚、決めました!




ジム「≪魔法の筒≫

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≪魔法の筒≫は致命傷だよ!
このゲーム ライフ4000ってわかってるのアンタ?
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さて、なんやかんやで思いおもいのデッキを完成させたふたり。
ヤング家に帰ったジムは、さっそくデラにハーフデッキを渡しました。
ジム「ほら、いつもショーケースで見てた≪絶対王 バック・ジャック≫デッキだよ。」
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デラは驚きつつも、ジムが作ったデッキの感想を言いました!
 


デラ役「つまんない」

ひどすぎるよ!!
もっとオブラートに包んで!
嫌いでも「参考になりました!」とか「考えさせられました」とか言っておけばそれっぽくなるんだから!




それを聞いたジムはこう返しました!

ジム役「デッキ構築は自由であるべきで、その表現の自由を否定するのはいかがなものかと思いま」

怖い怖い怖い!誰もそんなの聞いてない!
テメーのチラ裏をでかい声で吹聴するんじゃないよ!




ちょっと2人とも、破局させる気かい!?







気を取り直したデラは、ジムに自分のプレゼントを見せました。
デラ「実は私もハーフデッキを贈ろうと思って・・・」
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デラは、≪ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン≫をメインに据えたデッキのこだわりをこう伝えました!



デラ役「激流葬で一掃して≪ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン≫ で殴って勝つ」

おおお・・・ちょっと物騒だけどやっとまともなこと言ったねアンタ・・・。




さて、贈りあったデッキで聖夜に遊ぶふたりでしたが、2時間もすると色々と疲れてきて、別のコトをしたくなりました。
デラはハッとした顔で、ジムにこう提案しました!





デラ役「デッキを売った余りのお金を使って、ちょっと休めるところに行かない?」

ちょ、リアリスト~~~!!
ていうかアンタ今、オブラートに包めてるよね?さきの火の玉なんだったのさ!




正解は・・・
「ふたりのデッキをくっつけて1個のデッキにする」だよ!

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これが本物の賢者だよ!!またな!!!




#遊戯王AC 明日22日昼の部を担当するのは、この男~!
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mochimochimidra.hatenablog.com
普段はシャドールの考察をしている彼が、「カードを愛する事の種類」をテーマにアドカレを盛り上げる~~!!

【いかがなものかシンドローム】紹介記事

さて早速ですが、冒頭でお伝えしました通り《ガーディアン・キマイラ》を使ったデッキを紹介していきます!

《ガーディアン・キマイラ》は10/16に発売された「バトル・オブ・カオス」収録の融合モンスターです。

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融合・効果モンスター
星9/闇属性/獣族/攻3300/守3300
カード名が異なるモンスター×3
このカードは手札と自分フィールドのモンスターのみを
それぞれ1体以上素材とした融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカードの(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法カードの効果で融合召喚した場合に発動できる。
手札で融合素材としたカードの数だけ自分はデッキからドローし、
フィールドで融合素材としたカードの数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊する。
(2):自分の墓地に「融合」が存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならない。

デッキレシピ

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デッキレシピ↓

Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME - CARD DATABASE

《ガーディアン・キマイラ》に合わせて全体的にダークな雰囲気でまとめてみました。

デッキ名は【HeterodoX paradE】です。

 

基本戦略

①≪エッジインプ・チェーン≫+素材モンスター×2を融合して≪ガーディアン・キマイラ≫を出す!

手札・墓地から≪エッジンプ・チェーン≫を融合素材にすると、≪魔玩具補綴≫を手札に加えながら≪ガーディアン・キマイラ≫で盤面の破壊+ドローができます。

≪魔玩具補綴≫≪エッジンプ・チェーン≫をサーチできるので、次の≪ガーディアン・キマイラ≫の融合につなげることができます。

自力で場や手札に戻ってくる≪白の聖女 エクレシア≫≪デスピアの導化 アルベル≫を素材にするとさらに消費を抑えられます。

 

似た素材で≪デスピアン・プロスケニオン≫を出すことができ、対応の幅も広い強みがあります。

 

②パーツを集める初動

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≪召喚僧サモンプリースト≫魔法カード

or≪デスピアの導化アルベル≫レベル4モンスター

  1. 場に出た≪デスピアの導化 アルベル≫の効果で速攻魔法≪烙印開幕≫をサーチ
  2. 2体で≪御影志士≫をX召喚、天獄の王≫をサーチ、効果で公開
  3. 相手ターンに≪烙印開幕≫を発動、天獄の王≫を出しつつ好きなカードをサーチ

①のアドバンテージ爆発コンボのためには≪魔玩具補綴≫が必須となりますが、この流れで引っ張ってくることができます。

③ガーディアン・キマイラとドローカードで戦う!

≪ガーディアン・キマイラ≫は攻撃力3300の対象にならないモンスター。さらに≪エッジインプ・チェーン≫を素材にしているので召喚時直接チェーンを組む除去は効きません≪ガーディアン・キマイラ≫で引いてきたピン採用のカードや≪エッジインプ・チェーン≫でサーチした≪トイ・パレード≫を、状況に応じて使って勝ちを目指します。

 

 

活かすために構築に縛りを入れる

《ガーディアン・キマイラ》は、フィールドに出た後は相手に何も干渉しないモンスター。
主な強みは「ドローと除去・素材の汎用性の高さ」にあります。

便利モンスターとして脇役もこなせるこのカードをメインに据える選択した以上、《ガーディアン・キマイラ》をいつでも出せる状態をつくった上で

「効果でドローしてきたカードを使って柔軟に相手の盤面へ対応していく」

ことを念頭に置いて採用カードに制約をかけていかなければなりません。

 

安易に出張しない・ドローのバリューを上げる

あくまでもわたくしの個人的な意見なのですが、

たとえば《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ+《D・HEROデストロイ・フェニックスガイ》のような出張セットは

  1. 《捕食植物 ヴェルテ・アナコンダをリンク召喚するために《ガーディアン・キマイラ》用の素材を減らすことになり足を引っ張る
  2. 融合素材のせいで《ガーディアン・キマイラ》のドローカードのバリューが下がる
  3. 相手ターンに盤面干渉等すると「《ガーディアン・キマイラ》で目の前の盤面に対応していく」コンセプトから外れてしまう

ため不採用としています。

 

1.出張セットと聞くと聞こえはいいですが、そのために一番したい動きを邪魔する採用をしてしまうのはどうかと思います。

 

2.たとえば《デスピアの導化 アルベル》《ガーディアン・キマイラ》のドローのバリューを下げない目的で最低限の枚数にしています。

ドローのバリューを上げるということは、引いたときのワクワクを増やすということ。

《ダーク・オネスト《デーモンの呼び声》などのピン採用のパワーカードはその楽しさのための枠です。

 

折角1デッキに沢山の種類のカードを採用して飽きないコンセプトを作れたのに、引いて「弱い」と思うタイミングを増やしてしまうのはもったいないなあと感じてしまいます。他の方の構築を否定するわけではないのですが、それじゃ意味ないな、と僕個人は思いました。

 

3.他でいえば、「デスピア」サポートカードを採用している一方でそれ自身が無効効果を持つ《デスピアの大導劇神》は不採用です。

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効果での制圧モンスターを置くと「相手に対応させる」ことになりますが、あくまでも相手に主導権を渡して「自分が相手に対応する」デッキにしたいので。それに「耐性のあるモンスターで盤面を荒らしといて、効果無効でさらに制圧するのか!」と誰かに石を投げられそうだし。似た理由で、完全耐性モンスターも採用を避けました。

このように採用しない理由を説明ないうちに今回のデッキのような《ガーディアン・キマイラ》コンセプトデッキを作るのはいかがなものかと思います。

『「詰みカード」を採用するなら手札誘発を入れるようなガチ構築にしないと一貫性ないよね』は歴史的に名高いデュエルエッセイの要約ですが、このデッキもあくまでもカジュアル環境に立ち入って遊ぶことを目的にしているので、土足で踏み入るようなことはやめたほうがいいかな、と思いました。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

《ガーディアン・キマイラ》融合召喚するデッキなら採用できるカードで蘇生制限のない耐性持ち3300打点なので、そこだけを見ても結構軽い気持ちで採用できます。ドローが気持ちいいので、このデッキでも使っていて楽しかったです。《魔玩具補綴》《白の聖女 エクレシア》だけ気軽に出張させて新しくデッキを作り直してもいいかなあ、と思いました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!もし面白かったらチャンネル登録・リツイートをお願いします」

 

 

【いかがなものかシンドローム】紹介記事 以上

ファンデッカーは楽しいデッカーじゃない

「でさあ」で始まる歌詞の歌を、「危険すぎる」以外に知らない。

BLANKEY JET CITYのGt.Vo.浅井健一のソロデビュー曲で、コーラスには椎名林檎が参加している。

浅井 健一の"危険すぎる"をApple Musicで

 椎名林檎にしろ浅井健一にしろ何を食ったらこんな狂った発想が降りてくるのか。常人には理解できない。

 

 

 

ファンデッカーは狂気のデッカー

 

ことファンデッキの構築で、個性を出そうとした途端苦しくなる理由は、己がファンデッカーじゃないからだ。俺は、弱い。

 

ファンデッキの構築は苦しい。僕にとってファンデッキとは、穴という穴から血を吹き出して、地べたに這いつくばりながら組むものだ。どうしてこんなに苦しいのか。

 

 ファンデッカーのファンは「狂信者」を意味するfanaticからきている。遊戯王を宗教とするなら、正道の信仰からかけ離れた、狂気を孕んだ存在がファンデッカーということになる。つまりファンデッキは、狂気が感じられるデッキでなければならない。

 

狂気はその人の外からやってくるか?否、内にしかない。だからファンデッキは相手や環境ではなく己の内側から発信することでしか作れない。ファンデッカーになるには、自分の内にある狂気を引っ張り出してくる必要があるわけだ。その人をファンデッカーと感じるなら、彼の内なる狂気がそうさせているに違いない。

 

 全方位に対して健全な社会生活を送れている常人にとって、狂気をさらけ出すのは難しい。きっとほとんどの人はそもそも自分の中にある狂気にすら気づけていない。自分の狂気の存在に気づかないまま、己に狂気などないと思っている常人というわけだ。僕にも狂気はないけどな。

翻って考えれば、ファンデッカーは、内にある狂気をさらけだせるデッキメイカーのことだ。そのために外側にある殻を剥がす訓練を積んでいるか、剥がす必要すらない「狂気そのもの」かのどちらかである。

 狂人が組むのとは違って、常人がファンデッキを組むには色んなものを自分から剥ぎ取らなければならない。

「実現するの?」「ほかのカードでよくね?」という、あたかも自分の構成要素のような顔をした、外からやってくるまがいものの理性を破壊し、

自分が本当にしたいことは何か。そもそもなぜ自分はそれを好むのか。そもそも俺にとっての好むとはなにか。等々、自分の内にある独自の言葉を使ってさらに内へ内へ掘り進む作業である。

 

常人には自分の内側は非日常だ。

他人に習った言葉で、自分を外側から見ることに慣れた私たち常人にとって掘り進む作業は苦しい。「日常生活では必要のない内なる狂気をさらけ出す」ためだけに、非日常に足を踏み入れるわけだから。

 

「理性=まがい物」と言ってるわけじゃないと、ここで断っておきたい。

理性は科学のことではないし、神様を否定もしない。自分の内にあるものだからだ。

まがい物の理性とは、誤解を恐れずに言えば、他人から伝え聞いたままの生の情報のことだと思っている。それを咀嚼して腑に落としてはじめて自分のものになる、というのが僕の考えだ。

「どこまでいけば"腑に落ちる"といえるか」は今回捨て置く。

 

ここまでの思索で、「でさあ」で始まる狂った歌詞は、外から降ってくるものじゃなくて自分の内からつかみ取ったものだとわかる。外からやってくるって考えてるうちは、僕は常人なんだなあ。

 

過去に「デッキ構築をやめよう」という記事を投稿した。「デッキに個性を出すのに苦しんで遊戯王を楽しめなくなっているのなら、プレイングや環境に目を向けてみよう」という記事だった。

今思えば、なりたくもないのに漠然とファンデッカーの道に迷い込んだ常人が、常人のまま遊戯王を楽しめるように軌道修正できたらな、というおせっかいおじさん記事だったと思う。

 

 

crowingspear.hatenablog.com

 

ファンデッカーじゃないからファンデッキを組めない

一方で、「デッキ構築をやめよう」を真に受けて救われる人がいたとするなら、「ファンデッカーになることを諦めさせる記事」になったとも見えないか。

 

狂いたくて狂いたくて仕方のない常人にとって、「狂わなくてもいいよ」は「お前はファンデッカーの器じゃないよ」と同じ意味だ。なんと冷酷。

今なら言える。狂人になれたのは向き合い続けた人だと。

 

過去にワイルドヴァルチャーのデッキを組んだ。2016年、最初に組んだデッキはこんな感じだった。

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ランダム墓地肥やしで素材を叩き落し、馬頭鬼でワイルドヴァルチャーを蘇生。ワイルドヴァルチャーの効果をフルに使うことしか考えていない。ほかのカードでよくね?という外聞を意に介さないパワフルさが眩しい。リアル事情でも、人生で一番狂っていた時期だったように思う。なにより対戦がめちゃくちゃ楽しかった。

 

 

いろんなものが外側にまとわりついた僕が、2020年に組んだワイルドヴァルチャーがこれ。

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ワイルドヴァルチャーにしかできないことを客観的に突き詰め、ディアボロスシムルグ+RRネストという唯一性を見出した。

それはワイルドヴァルチャーにしかできないが、強みの一部をピックアップして残りを削ぎ落とすことだ。

再現性を高める狂気を持っているわけじゃないのに中途半端に回るかどうかを気にしている。賢そうにまとめたように見せたい感がレシピから伝わってくる。ダサい。つまらない。唯一性にかこつけて見た目を気にしているだけだ。

 

何かを失ったのではなく、いろんなものが外側にまとわりついた結果だ。その証拠に、デッキ構築の苦しさが前者の3000倍くらいだった。

苦しんで苦しんで作ったデッキを回して苦しむ・・・本当に、どうしてこんな道に足を踏み入れてしまったのだろうか・・・

 

それでも、狂気を掘り出してこのトンネルを抜けた人が、晴れてファンデッカーになったことはこれまでの思索から言って間違いない。

出力先のデッキがつまらなかったとしても、この苦しみは狂気を得るためのもの、向かうための成長痛だ。

ファンデッキを作ることではなく自分の理想とする狂気のデッカーになるのが目的なら、成果が得られなかったことを嘆くことはない。自分の内なる声を掴み取れそうになったことは肯定できる。現実と妥協するのは掴んだ後でいい。

 

どの分野でも、その道を究めた人は常人からすれば狂っているし、その前に大きな苦しみを味わっているはず。涅槃に至ったブッダみたいな聖人が今の時代にいたらきっと狂人に見えるだろう。

 

デッキ構築で苦しむ以上僕はファンデッカーではないが、この苦しみがファンデッカーへの道。

 

 

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「そもそもファンデッカーってそんなに尊いものなの?」

 

また遠ざかった。