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【まい投2020 11日目】野球ロボット

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球をするロボットの開発が行われている。

現在、「投球・ボールの捕捉・打撃・走塁・捕球」の5要素に分割したロボットは既に実現しているそうだ。

ishikawa-vision.org

投球や打撃については、ほぼ正確にストライクをとれたり、ストライクゾーンなら確実に打ち返せるようになっている。配球する脳やスイングスピードを与えれば、こちらの技術は人間を凌駕する日も近そうである。

また、飛ぶボールを「目で追える」ようにもなっている。姿勢を維持しながら走ることもできる。捕球の技術については、「手元に来たボールをタイミングよくキャッチする」ところまではきているらしい。

各要素の向上は地続きでできそうだし、残ったパラダイムのギャップはこれらを一体化することだけだろう。ロボットがひとりの野球選手にするのに50年もあればできそうな気がしている。

 

究の第一歩になっているのは「人間の行動を要素別に抽出すること」。

そういえばボールを捕る、とは「ボールを捕捉し・追いつける位置を予測し・その場所まで移動し・捕りやすい体勢を確保し・タイミングよく掴む」ことだった。これだけでもめちゃくちゃ複雑である。

「人間が機械よりどれだけ優れているか」という結果論に打ちひしがれることなく、挑戦を続ける研究者を応援したい。