【まい投2020-42日目】自分の内側・外側
服が後ろに引っ張られたとき、その抵抗を肌で感じるのは前側だが、なぜか「後ろに誰かがいる」と確かに認識できる。
身体の外側にあるはずの杖で、地面の形を見ながら歩けるのも不思議だ。自分が「外側に伸びている」感じがする。
身体の内側だからといって、自分の領域というわけでもないようだ。
食道を通る食べ物の感触を感じられたり(厳密には食道の中は体外だが)、痛みを感じる臓器がどこかわかったりする。
自分の中と外の境界は、空間的に言えば入り混じっていそうだ。
自分の領域がどこからどこまでなのか。
そう問う限り、その真偽は置くとして、「自分の内側と外側がある」と勝手に前提している自分にも気づく。