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【まい投2020-77日目】結婚しなくても幸せになれる時代に・・・

「結婚しなくても幸せになれる時代に、私はあなたと結婚したいのです」
2017年の広告で使われたゼクシィのキャッチコピーだ。このTVCMに衝撃を受け、今でも結婚の話が出るたびに思い出すし、より結婚を素敵に思えるようになった。人生の選択肢が増え、結婚が「幸せな人生」観から分離してきた時勢である。分離した「結婚の本質」を問い直すことで、「あなたと結婚すること」積極的に望んだ幸せとして人生に再結合させている。結婚に対する恨みつらみがSNSの水面に浮き出してきたなかで、底抜けに明るくて建設的な考え方でとても好きだ。考えたうえで結婚を選ばない人への尊重も示唆されているにも良きである。

CM視聴後、「幸せな人生」観と結婚のように、「切り離されたものを一旦手に取って捉えなおす」ようになった。
切り離された状態とは、1つのものが互いに違う2個であることを認識できていることを言うと思う。1個のものを一旦解像度を上げて見直してみるのである。ピザを食べた人がそのおいしさを深く理解するとき、1枚のピザをチーズとか生地とかの材料ごとに分けて認識するのと同じだ。。ピザの解像度が上がった状態と言ってもいい。そのうえで、材料が合わさってピザになったことで出てきたおいしさをかみしめるのである。これが「ハーモニー」なんですね・・・といった具合に。

ここからは個人的な話なので、他人がそうあるべきという主張を唱えるわけではないのだが、人生のあらゆる選択肢から「生きること」を選択している自分をとらえなおしたことはある。人生観から「生きること」を分離させると、当然「死ぬ選択」も頭をよぎってくる。なぜ死ぬ選択をしていないのか?どうしても生きなきゃならないのか?そんな感じで自分に問うのである。人生のほとんどのシーンで考える必要のないことだし、実際四六時中考えるのがしんどそうな内容なのは確かだ。でも問答を終えて「生きる選択」を掴んでからは、その前より積極的に幸せと言えるようになった気はする。

問答の末分離したモノの再結合を選んだなら、その実「積極的な肯定」をしていることになる。現状の自分が幸せなのか問い直したくなり、「今の自分の立ち位置」だったり「もう下してしまった決断」を手に取って捉えることも時にはあるかもしない。この会社に入ってよかったのだろうか・・・?あなたと結婚するのが幸せだったのだろうか・・・?だとか。
なにかと「現状維持」に厳しい世の中ではあるが、現状に漠然とした不満を抱えた所から明るい眺めの場所へと歩むための問答になっていると信じたい。