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今回は「デッキを組むときの頭の中」をイメージして書いてみました。お楽しみください🙏
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コンコンコン・・・
「お入りください」
🦈「失礼いたします。わたくしはEXP第2大学の《サイバー・シャーク》と申します。よろしくお願い申し上げます」
👨💼「本日は遠いところから、弊社『(株)構築建材 マリンエンジニアリング』へ御足労いただきありがとうございます。こちらこそよろしくお願いしますね。早速ではございますが、改めて詳しい自己紹介をお願いします」
🦈「はい。改めまして、わたくしは《サイバー・シャーク》と申します。
レベル5・水属性・魚族の効果モンスターで、攻撃力2200、守備力は2100です。『自分フィールドに水属性モンスターが存在する場合、リリースなしで召喚できる』という効果を持っています」
👨💼「ありがとうございます。次に自己PRに移ります。
弊社の形式は少し変わっておりまして、《サイバー・シャーク》さんご自身を採用したデッキとともにさらに詳しく自己紹介していただきます。
前回ご案内申し上げたかとは思いますが、ご用意のほどはいかがですか?」
🦈「用意してまいりました。では自己PRをいたします。こちらのサンプルレシピをご覧ください」
🦈「永続魔法を《海皇龍 ポセイドラ》で回収する動きに、わたくしを組み込んだデッキです。」
《海皇龍 ポセイドラ》
自分フィールド上のレベル3以下の水属性モンスター3体をリリースして発動できる。このカードを手札または墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
🦈「《氷結界の晶壁》《魔術師の再演》《星遺物の守護竜》がそれぞれ、墓地の下級水属性を特殊召喚できます。それらをポセイドラで回収して毎ターン展開する動きにレベル5のわたくしを合わせることで、高レベルシンクロモンスターに繋げる利点を生み出す、というコンセプトです。」
🦈「同じく永続魔法である《白の救済》を一連の動きに合わせることで、墓地のわたくしを毎ターン回収できるようになります。このサポートを受けるには魚族である必要があるので、この点はわたくしの個性・・・だと思っております」
🦈「利点となるシンクロモンスターの最たる例は《深海姫プリマドーナ》です。《クリスタル・ガール》でわたくしやポセイドラへアクセスする、《氷結界の随身》の再利用が狙うなどしつつ、さらなる高レベルシンクロモンスターに繋げられます。
さらに水属性×2リンクの《海晶乙女コーラルアネモネ》で蘇生できるので、先ほどの動きに複数回参加できます」
🦈「加えて、わたくしの効果であるリリースなしで召喚できる点を活かせる《帝王の轟毅》は永続魔法を手札に戻せるデッキエンジンと相性がよく、ブラフとして伏せれば、あえてわたくしをフィールドに残す動きが相手への牽制になります」
🦈「さらに属性変更の墓地効果を、永続魔法によるモンスター展開に合わせることで、《魔王龍ベエルゼ》や《セイクリッド・プレアデス》などの属性縛りEXモンスターに繋げられるお遊び要素も盛り込みました。デッキ紹介と自己PRを終わります」
👨💼「ありがとうございます。今の自己紹介の他に、ご自身のPRポイントがございましたら教えてください」
🦈「はい。わたくしは『サイバー』と『シャーク』という、アニメキャラが使った2テーマを名前に冠しております。つまり、今後の新規カード次第でこれらの2テーマに跨がって活躍できるという将来性があるということです。
昨今の遊戯王の過去テーマ強化を見ておりますと、『シャーク』版『サイバー』版の《増援》や《ヒーロー・アライブ》のようなカードが来る可能性は非常に高いです。
類似カードは数多くあれど、その個性は誰にも負けないと自負しております。」
👨💼「ありがとうございました。何点か質問いたしますね。答えにくければお答えにならなくても結構です。」
👨💼「まずは・・・先ほどのデッキですが、あなた自身を採用された理由を教えてください。」
🦈「はい。先ほども申し上げました通り、《白の救済》によって《海皇龍ポセイドラ》のループと同じ周期で手札に戻せるモンスターという個性が、わたくしを採用した理由です。」
👨💼「一般的にエクシーズ素材としての印象が強い《サイバー・シャーク》さんですが、こちらでは《白の救済》のサポートを受けられる点が、あなたの個性であるということですか?」
🦈「はい。」
👨💼「確かに魚族である点は、先日面接を受けに来られた、よりステータスの高い《機海竜プレシオン》さん等の類似カードにはない《サイバー・シャーク》さんの強みですね」
《機海竜プレシオン》
水属性・機械族・効果
攻2300/守1800
自分フィールド上に海竜族モンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。1ターンに1度、自分フィールド上の水属性モンスター1体をリリースする事で、相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
🦈「あ、ありがとうございます!」
👨💼「ですが、その強みを活かせる機会が1回のデュエルで何回訪れるでしょうか。その強みは、《白の救済》が引けている時しか活かせないですよね」
🦈「アッ・・・はい」
👨💼「先ほどのデッキには《海皇龍ポセイドラ》のほかに《氷結界の霜精》も採用されていますね。《氷結界の晶壁》でそちらを蘇生した場合、《白の救済》を引けていないならあなたの個性は消えてしまいます。」
👨💼「さらに《帝王の轟毅》という点では、アドバンス召喚のディスアドを回復できる《氷結界の虎将 ウェイン》も採用されてますね。召喚権を使用した後などで《サイバー・シャーク》さんご自身が腐るリスクを考えた時に、特殊召喚効果を持った《ウェイン》で枠を抑えておかない理由はありますでしょうか」
👨💼「加えて、サイバーとシャークの新規カードが来たとして、そのような機会であれば、あなたのさらなる上位互換カードが出ても不思議じゃないと思うのですが」
🦈「あ、あの・・・。」
👨💼「効果や属性・種族を活かしたコンボや相性のいいカードから、あなたが活躍できる場面は伝わりました。自分自身の強みを知る、という意味では十分な説明だったと思います。
ですが、それはエントリーシートのテキスト説明を読めばわかることです。」
🦈「すみません・・・」
👨💼「そういった強みはもちろんあなたの個性の一部ではあるのですが、採用する私としては、あなたの弱みも含めて知りたいと思っています」
👨💼「それに、効果やステータスの良し悪しが状況次第でひっくり返るのは、《サイバー・シャーク》でデッキを考えてくれた貴方なら理解されているかと思います。
《マインドクラッシュ》で宣言されたなら、どんなカードであってもその瞬間はすべての下位互換ですし」
🦈「なるほど・・・。」
👨💼「あなたの体験に紐づいたデッキと、「《サイバー・シャーク》」でなければならない理由。そしてそれは、性能の良し悪しである必要はないのです。」
🦈「と、いいますと・・・?」
👨💼「たとえば『《サイバー・シャーク》が俺のお気に入りのカードだ、小さい頃から使っていて、初めて兄に勝ったときのフィニッシャーがこいつだった。だから活躍させてあげたい』みたいな個人的な理由でも、あなたにとっては強烈な個性になりますよね。」
🦈「はい、なるほど。」
👨💼「極端な話ですが、高いスキルを持つ技術者が事故で片足を失ったとして私たちは即解雇しないですし、
家事スキルの高いハウスキーピングの有資格だからといって、あなたのお家の人と入れ替えられるわけないですよね。
サイバー・シャークさんが手札で腐った時にでさえ、あなた自身が楽しくデュエル出来るデッキ構築ができたら、
誰かの下位互換であったとしても卑下せず人生を楽しむヒントが得られると思いますよ。」
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「あの面接官、しゃべりすぎでは?」
「そんなこと考えてデッキ組む人いないでしょ」
「だからいつまでたってもデッキ構築が進まないんだよなあ〜」
糸冬
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