3日目 コスト意識×自己肯定
コスト意識は生き物として行動するための重要な能力の一つだ。砂漠からジャングルにまで餌を求めて移動するキツネは生き残る能力が高いとは言えない。払ったコストに見合うものをゲットできるかどうか。それを行動するための判断力がコスト意識である。
コスト意識が行動に結びつくためには、何が得られるかを可視化できている必要がある。
チャレンジに失敗したとしても、その道のりで発見したことを成果だと思う人がいる。
一方で、まったくの無駄足を踏んだ(成果ゼロ)だと考える人もいる。その人にとって、コストを払ったとしても得るものがないなら、行動するモチベーションがわかないのも当然だ。私は成果の可視化を可能にするのは、自己肯定感だと考える。
自己肯定感が欠けていると、「自分がなりたい自分像」と「自分が得られる自分像」が乖離する。成果が得られない以上、そこにいくら時間やお金、行動するというコストを費やしても無駄にしかならないと感じてしまう。夢を見ることができても、目標ではなく「実現したらいいな」くらいのものとしか考えられないのである。夢が見えているのに、行動してもことごとく叶わないように見えるという無力感を抱えて生きている人はいるだろう。
思うに、自己肯定感の高さは今の自分から見える視界の広さだ。「自分は何かを目指していい」という成長の肯定は、「今自分がありのままでいていい」という存在の肯定より一段高いところにある。成果は自分とは離れたところにあるので、一段高く昇らないと成果は見えてこない。コストについて考える力があるのに、見えていないだけで成果が得られない、行動に移せない。
コスト意識を行動に結びつけるためには自己肯定から。数年かけて取り戻してきた自分にとっても長い道のりだ。
2日目 メガネ
眼鏡のレンズは進化しているという。汚れや曇りに強かったり、紫外線やブルーライトカットができるようなレンズも登場している。スマートフォンやパソコンの普及で、バリバリ働く世代にまで老眼鏡の需要が拡大しており、100円ショップで買うのではなく、自分の眼に合った、世界に一つしかない老眼鏡を買う人が増えているらしい。
100円ショップで買う老眼鏡は、度数にいくつかバリエーションはあるものの、正確に自分の眼に合った度やレンズの形を選ぶことは難しい。緊急手段としては十分事足りるだろうが、長く自分の視界を任せるには荷が重い。
「色眼鏡」「お眼鏡に適う」という言葉があるように、「メガネ」というワードは視覚情報のみならず、一般に物事を見極めるための能力という意味でも用いられる。この意味での「メガネ」は、自分唯一の価値判断のフィルターである。自分が回答する試験問題を解くために自分以外のための眼鏡をかける人はいまい。
一人ひとりの眼球の形が違い、それぞれに適したメガネがあるように、価値判断の基準も十人十色である。同じ現象を見たとしても、AさんとBさんでは見ている世界からすでに違う。インプットの時点で人それぞれなのだから、意志疎通がうまくいかなくて当然ではないかと考える。
時には、100円均一など売られているような、誰かと同じメガネで価値判断をしなければならないこともあるかもしれない。集団に属していれば、「集団の常識」というフィルターで判断する機会が多い。だがそれはずっとではない。自分に近いメガネを持った集団に属することで疲れを軽減させることができる。
逆に自分とは違うフィルターで世界を見ることで、自分のレンズの汚れに気づくこともできるかもしれない。それは本を読んだり、人と話したり、新しい価値観を知ることがきっかけになる。視力は一日一日変化するそうである。新しいものを目に入れて、自分のメガネも進化したものにしてみよう。
今まで見たことない人にとって、新しい価値観を与えてくれる動画を紹介しよう。
その名も「プリパラ」である。YouTubeにて無料公開中で、毎日1話ずつ増えていくので、新しいものが思い浮かばない人は1日20分ずつ見てみよう。
1日目 「書く」欲求の源泉
日常当たり前にしていることの意味や目的を改めて考えることが私にはある。
例えばブログなら、文字を書くという行為について、「何かを書きたいという気持ちはどこから来るのだろう」などと思いを巡らせたりする。
「書く」(描くも同じ)の語源は、木や洞窟を引っ掻いて文字や絵を残すことである。それは「木の枝や尖った石を食い扶持以外に使う」という、人間の代表的な文化的躍進の一つだ。
「壁画という形で絵を『描き』残した飛鳥時代の人は何を思って描き残したのか」と、先日猛暑日の中立ち寄った高松塚壁画館で黙想した。
1400年前に描かれた壁画を見て僕は、俗な考えで大変恐縮だが、「壁画という長い時間をかけて残るもの」と「僕が書くブログ」の違いについて考えた。僕のブログは長くてもせいぜいはてなBlogがサービスを終えるまでしか残らない。時間軸で比較したとき、自分のBlogのちっぽけさに押しつぶされそうになった。
一方で、情報の伝達の仕方を、別の軸で考えると様子が違ってくるとも思った。たいていの情報は、同時に生きている人同士で伝わる。言い換えれば、(1000年に比べれば)ほとんど時を同じくして空間的に広がっていく。キーワードは「空間軸」である。時間軸と空間軸の作る部分の広さが、作品の影響範囲と考えた。自分が書いた記事や本が千年後に読まれるのもいいが、生きているうちに読んでもらうのも、「自分という存在を広げる」という意味で価値があるのではないか。
イラストを「描く」こと、研究論文を「書く」ことなど、自分の脳内イメージをカタチあるものに投影する行為には同じことが言えるように思う。「第二の死」という言葉があるように、肉体が滅んでも、人間は忘れ去られるまで生き続けることができる。自分という存在の影響範囲を時間軸と空間軸の両方向に伸ばして生きたいという生存欲求が「かく」ことの源泉になっていると僕はにらんでいる。
「書く」ことで、世界のどこまで「爪痕」を広げられるか。まいにち投稿やってみます。
「まいにち」といえば、アニメ「プリパラ」がYouTubeにてまいにち1話ずつ無料公開中。1日20分ずつと無理なく見れる今がチャンス!
置いてけぼりのSくん
「唸ってるねSくん、何かあったの?便秘?」
悩みが顔に出ていたのか、Oが声をかけてきた。
『からかうなよ』
「まあまあ。話してみなよ、君と僕の仲じゃないか」
『・・・オレ、実は好きな人がいるんだけど』
「それはよかったじゃない。じゃあ、告白の日取りで悩んでたのかい」
『そんなに単純な話なら悩んでないよ。いいかい、オレが好きな人ってのはAさんなんだ。半年前からね』
「そんな気はしてた」
『実はさ、ゆうべBさんからメッセージがあって・・・付き合って欲しいって』
「返事はしたのかい?」
『いや・・・』
「Aさんと付き合えたら確かに素敵だけど、あの人、別に好きな人がいるんじゃなかったっけ?」
『うん、でも・・・諦めるのがこわくて』
「そうは言うけど、Bさんへの返事に時間がかかってるってことは、そっちの方も気になってるんじゃないの?」
『恥ずかしながらそうなんだ・・・。最低だよな、オレ』
「別に最低だとは思わないけど。でもさ、AさんはSくんの想いを知らないんでしょ?客観的に考えて、君がBさんの告白を受けるのが丸くおさまるんじゃないの」
『確かに・・・でもオレは』
「Aさんに想いを伝えて断られたらさ、告白を受けたAさん、君に告白したBさん、そして何より君が傷つくよね。たとえAさんにOK貰ったとしてもBさんは悲しむじゃないか」
『・・・そうかもしれないね』
「Aさん、Bさん、そして君。関係者全員の幸福度を比べたら、Bさんを選ぶのが正しいと思うよ。」
『・・・そうだよね。相談にのってくれてありがとう、O』
「いいんだよ。誰に対してもやさしいけど、そのせいで意思決定をハッキリできない。そんな君の頭を整理してあげるのが、ずっと一緒に過ごしてきた僕の役目だからね。」
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・・・夢か。
Bさんに返事しなきゃ・・・。
Sくんには悪いことしたなあ・・・でも正しいんだもんな。客観的に考えて。
・・・なんで泣いてるんだろ、僕。
【セブンイレブン】生チョコアイスを食べた
前回はローストビーフサンドという危険な(ほどおいしい)商品を紹介した。
crowingspear.hatenablog.com
すでにセブンイレブンのレビュー記事を2件書いたが、Twitterのタイムラインに流れてくる商品情報に敏感になってきた。
生チョコアイス
なる商品がヤバい・・・という情報を昨日キャッチしたので、早速買ってきた。
パッケージがすでに罪深い。そのチョコチョコしさに見ているだけで鼻血が出そうだ。
中身はこちら。
ベルギーチョコブロック・北海道産ミルクを使ったチョコアイスに、ココアパウダーがかけられている。パッケージに嘘偽りない。
開けた瞬間、チョコレートの芳醇な香りが鼻をくすぐる。
もしチョコを楽しむ心の準備ができたら、もったいつけずに食べることをお勧めする。
じっくり見た後で深く匂いを嗅ごうものなら、こうなる。
滑らかな口あたりで程よい苦味のベルギーチョコのおかげで、まろやかで甘みのあるミルクチョコレートアイスが引き立つ。
気管では凶器となるココアパウダーも、スプーン1杯が過剰な甘さにならないようにバランスを取ってくれる。
カカオ製品三銃士が一堂に会する中で、しっかり対比のある出来になっていて、セブンイレブン様はやはり流石だった。
※何だかんだで4記事連続商品レビューになってしまったが、決してセブンイレブンの回し者ではありません
【セブンイレブン】ローストビーフサンド(山わさびソース)
今セブンイレブンで罪深い商品の一つは前に紹介した「とろ〜りチーズの牛カルビ」だ。
もう一つ、ぜひ耳に入れたい罪深き期間限定商品がある。
それは
だ。
こちらは以前販売されていたのだが、最近期間限定商品として復刻したものらしい。
レギュラー化を望む声も多いとか・・・
早速確保してきた。
はち切れんばかりにサンドされたローストビーフ。
しかも上っ面だけ魅力的に見えるのではなく、
結構中までローストビーフが詰まっていた。
インパクト満点のボリュームに加え、わさびソースの香りが食欲をそそる。
いい商品は口に入れる前からうまいものだ・・・。
味・食感は・・・
ローストビーフの肉感と、わさびソースの鼻を突き抜ける爽快感は相性ピッタリ。
ローストビーフ自身は薄切りなので噛みやすく、レタスの食感がアクセントになっている。
復刻するほどの人気にも納得するしかなかった。
個人的には、ローストビーフに「胡椒」などの「わさびとは別の刺激」が欲しかった。
サンドイッチはパンを使用する都合上塩をこれ以上増やすのは難しいが、胡椒のみなら現実的かもしれない。
【セブンイレブン】とろ〜りチーズの牛カルビロールを食べた
先日、セブンイレブン「とろ〜りチーズの牛カルビロール」を食べたい気持ちをわざわざ記事にした。
なんとしても口に入れたい気持ちのあまり、販売される地域まで飛んで買ってきた。
「とろ〜りチーズの牛カルビロール」。
改めて見れば、飛車と角両取りみたいなおいしいとおいしいを組み合わせた名前。ついに我が手に・・・。
加熱を終え開封すると、濃い味を楽しみたい気分を刺激するパン・肉・チーズという暖色偏重の見た目。どんどん期待が膨らむ。
一口目。柔らかいチーズ・濃い味の牛カルビが見込み通り口の中に広がる。おいしい。
二口目。シャキシャキで爽やかな風味の玉ねぎがアクセントになっていることに気づく。口の中が楽しい。
見た目に反して味ではしっかりバランスを取っていて、「さすがセブンイレブン様」と言う他ない。
触れ込み通りのおいしさで概ね満足だった。
個人的には2点ほど改善出来そうな点をみつけた。
- チーズの風味がカルビソースに比べて弱く感じたので、香りの強いチーズを使用して欲しい
- パンを硬めに変えて外側の食感を楽しみたい
実のところ
九州限定で硬めのライ麦パンverが販売されているらしい。ちゃんと別verも試してるじゃねーか!
あーーーこれ食べたい・・・
セブンイレブン様、さすが手が早い・・・
さいごに
セブンイレブン様は1500Wで10秒加熱することを推奨しているが、僕は20秒加熱することを提案する。
20秒加熱すると、玉ねぎの甘さが増し、牛肉の脂が充分に融けてチーズと混ざりあう。
パンが柔らかくなりすぎること・玉ねぎのシャキシャキ感が減ることが残念だが、
通常加熱時よりも具の美味しさが数段増したので、セルフレンジの店舗で買ったり、店員さんに頼める場合は試してみるといいかもしれない。